8 船体外板の各パネルの外板平面展開図の作成方法
各外板の平面展開作業は経験豊富な現図工のみが処理可能な技術とされてきましたが、パソコンを利用した本システムでは経験の浅い技術者でも容易に、かつ精度良く処理が可能となります。
まず、船体外板の面をAutoshipで作成・フェアリングします。その外板面データをDXF形式で出力します。この時、バットで切り分けられたブロック単位でデータを出力します。そのDXFデータをShipCAMで読み込みます。
読み込んだ船体外板の面をシームラインに沿って各パネル毎に切り分けます。その各パネルにおいて、外板展開を行います。外板展開を行ったら、DXFデータ形式で出力して、そのDXFデータをAutoCADに取り込みます。
この手順では、各外板パネルの平面展開図、オフセット、曲げ型図の元データが同時に自動作成されます。作成されたデータを、AutoCADの中で一品図として仕上げたり、オフセット一覧表にしたりします。
前ページ 目次へ 次ページ