日本財団 図書館


た、オイルフェンスが展張しているか。

(6)けい留索は、潮の干満、潮流、風や波あるいは喫水やトリムなどの変化に対応できるようになっているか確認しておきます。

(7)作業責任者は、作業の開始時や終了時、荒天が予想される時など、とくに大事な時には、直接監督にあたるほか作業の進み具合の全般について常に気を配らなければなりません。

(8)作業中は、各タンクの液面監視・チェックをひんぱんに行います。

(9)作業を終了したときには、すぐに“油記録簿”に必要な事項を記入しておくことを忘れてはなりません。
なお、油記録簿は海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律で3年間、船内保存となっています。

3 全船舶に共通した留意事項

(1)燃料油・潤滑油の補給作業

<補給作業計画>

一般に、燃料タンクにタンク容積の90パーセント以上の燃料を積み込むことは、オーバーフローの危険を防止するうえで適当ではありません。補給前、次のことに注意して計画をたてることが大切です。

1.
各タンクの補給量の決定にあたっては、残油量のサウンディング、計算等にミスがないかを入念に点検して補油計画表を作成し、各タンクごとにサウンディングでの補給目盛を決めておくこと。
2.
最後の積切りタンクは、タンク容積の80パーセント程度以下の量とすること。また予備タンクはもとより、応急用の補給タンクも決めておくこと。
3.
補給作業の監督又は責任者、並びに作業を分担する要員の配置計画を決めておくこと。
4.
船体が傾かないように補給順序を決めておくこと。

<バンカー漏油防止のための確認書>

 燃料の補給作業事に漏油事故を発生させないよう、受入側と補給側とで

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION