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確認書を取り交わして、安全な作業を行うようにしています。この取り交わした確認書の写を当該管轄海上保安部署に提出するようになっているところもあります。

<補給作業準備>

1.
補給計画に基づいて打ち合わせを行い、連絡方法、送油量、送油圧力、計量方法、補給タンクの切替え弁の操作などについて、補給業者を含め関係者全員が理解できるようにしておくこと。
2.
緊急事態の連絡方法、連絡先等について、全員に周知させておくこと。
3.
作業に必要かつ十分な要員を配置しておくこと。
4.
燃料油の残量を正確に把握し、燃料油を予定の量だけ補給できるスペースのあることを確認すること。
5.
数個のタンクに手持ちの油がある場合には、一つのタンクにまとめてから補給すること。
6.
流出した油が船外に流れ出ないよう、スカッパーを木栓・ウエス又はセメントで施栓しておくこと。
7.
オーバーフローパイプ、補給パイプの接続部には、油受缶又は油受皿を用意しておくこと。
8.
エアパイプの蓋等をはずし、オーバーフロータンクを設置すること。
9.
サウンディングロットやゲージを必要数用意して整備しておくこと。
10.
ゲージグラスの元コックなど計測用の弁コックを開き作動を確認すること。
11.
カーゴライン、バラストライン、ビルジライン及び油の移送に利用するラインの各系統に連結している弁又はシーバルブが、完全に閉鎖されていることを確認すること。
12.
使用する弁は、正常に作動するか確認しておくこと。
13.
緊急用具を整備しておくこと。
14.
補給開始の予定を船内に周知させておくこと。
15.
火気取り扱い規定に従って掲示し、かつ周知させておくこと。

<補給作業>

1.
補給作業の間、作業責任者は、必ず監督すること。

 

 

 

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