みどりの宇宙を育ててみよう
草花を育てたり、庭の手入れをするなど、身近にある自然に触れることで、私たちの心はゆっくりと癒されていきます。
それは、目の前にある小さな生命をとおして、自分をとりまく自然の一端に触れることができるからです。それだけではなく、自分自身の内なる自然にも触れることができるからです。
私たちが手に触れることのできる植物もまた、それ自体がひとつの生命体です。こうした自然をとおして、私たちは世界を感じることができると同時に、自らの生命のリズムをそれに重ね合わせていくことができるのです。
ここで紹介するこけ玉づくりは、小さな生命体を育てることをとおして、自らの内なる自然を世話するためのひとつのアイデアです。このなんともユーモラスでまるまるとしたこけ玉は、誰でも簡単につくれ、とても気軽に育てることができます。
身近な環境のなかで、気にかかった草花を持ち帰ってみましょう。そして、ひとつの生命体を見守り育てていくとき、その眼差しが慈しみに満ちたものになってきます。自然とのつながりを実感しながら内外の自然を育んでいくことで、あなたの内なる宇宙もまた、豊かさに満ちたものになっていくのです。
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