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こけ玉のつくりかた
1 まず、好きな植物に出会うことから。
 少し意識して身近な緑に目を向けたり、森に足をのばせば、意外な発見や出会いがあるでしょう。芽生えはじめた大木の赤ちゃん、というのもおもしろいですね。
 
2 準備するもの
・材料:ミズゴケ(ひとにぎり)
 ※市販されています。
 木炭(2センチ角を2〜3個)
 しゅろ縄(1メートル50センチ)
・道具:ボール(ミズゴケを入れます)
 ハサミ
・好きな植物
 
3 植物の根についている土をほぐしていきます。
 根は、傷つけないように、できるだけ残します。このとき、枯れている根や葉はとっておきます。土がかたければ、手全体で押さえるようにほぐします。
 
4 水に浸しておいたミズゴケを手でしぼり、植物の根と木炭を包んでおむすびのようににぎります。木炭は根の真ん中あたり。ミズゴケはやや多めにします。
 
5 しゅろ縄を、最初の5センチだけ残し、できるだけ同じ所を通らないように巻いていきます(毛糸玉づくりのように)。
 
6 全体に巻いていくと、自然に形が整ってきます。最後は、最初に残した5センチの縄と残りの縄をしっかリと結びます。
 
7 巻いた縄からとび出したコケをハサミで切って整えます。
 
できあがり!
 
育てかた
 ミズゴケの表面が乾いてから水やりをします。常に湿っていると根腐れするなど植物を軟弱にしてしまいます。夏は朝晩2回、それ以外の季節は朝か晩の1回、霧吹きで水やりをします。
 乾燥のひどいどきは、水をはったボールに沈めて、泡がおさまったら取り出します。
 直射日光を避け、風通しのいい所で育てます。
 最初の1年は、肥料を与える必要はありませんが、それ以降は液体肥料を霧吹ぎに混ぜて7〜10日を目安に与えます。







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