3 方法2、ユニバーサル、炭素/酸素バランス法
3.1 緒言
ここに示す方法は、炭素と酸素のバランス法を容易に理解できるように述べている。これは、燃料消費量が計測可能で燃料組成及び排ガス成分の濃度が判っているときに使用することができる。
3.2 炭素バランスに基づいた排ガス質量流量の計算
3.2.1 完全燃焼の場合の単純化
3.3 酸素バランスに基づいた排ガス質量流量の計算
3.3.1 完全燃焼の場合の単純化
3.4 不完全燃焼の酸素バランスの誘導
3.4.1 酸素投入量(g/h)は、次のとおりである。
GAIRW・TAU・10+GFUEL・EPS・10 (2.7)
3.4.2 酸素排出量(g/h)は、次のとおりである。
次の定義及び式に基づいて、個々のガス成分を、湿り排ガスに関して(g/h)で計算する(GCは、g/hで表したすすである)。
3.4.3 EXHDENSを、この節の3.6に示す式(2−42)を使用して計算する。
3.4.4 最初の括弧をFactor1として定義し、2番目の括弧をFactor2として定義する。(式(2−4)及び(2−5)も参照のこと)
GEXHW=GAIR+GFUEL (2−19)
3.4.5 消費された空気質量及び排ガス質量は、次式を使って計算することができる。
従って、
3.5 不完全燃焼の場合の炭素バランスの誘導
3.5.1 炭素投入量(g/h)
GFUEL・BET・10 (2−22)
3.5.2 炭素排出量(g/h):
3.5.3 次の定義及び式に基づいて、個々のガス成分を、湿り排ガスに関して(g/h)で計算する。
(GCはg/hで表したすすである)
3.5.4 平衡状態の場合:
3.5.5 炭素バランスに基づいた排ガス質量流量の計算
3.6 不完全燃焼の場合の、排ガスの容積組成及び排ガス密度の計算
VCO=COW・10-6・VEXHW (2−30)
VNO=NOW・10-6・VEXHW (2−31)
VNO2=NO2W・10-6・VEXHW (2−32)
VHC=HCW・10-6・VEXHW (2−33)
CO2AIR=CO2-燃焼空気の濃度(vol%)とすると、
VEXHW=VH2O+VCO2+VO2+VN2+VSO2+VCO+VNO+VNO2+VHC (2−40)
VEXHD=VRXHW−VH2O (2−41)
EXHDENS=GEXHW/VEXHW (2−42)
KEXH=VEXHD/VEXHW(2−43)
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