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提案予定国際規格の調査・分析結果
項目タイトル IMO規則又は議題
船舶からの大気汚染防止(NOx関係)
「船上でのNOxモニタリング及び記録装置に関するガイドライン」
IMO−LINK−No.
又は審議報告
ISO/TC8提案規格名等 審議番号又は
担当分科会
TC8/SC3
IMO規則内容
又は審議事項
船舶からの大気汚染物質の排出については、1997年にIMOにおいて採択されたMARPOL条約付属書VIにて規制されている、MEPC48では11カ国が批准のための国内作業を進めているとの報告があり、2003年6月頃に発効要件をみたすのではないかとの発言があった(発効要件を満たしてから1年後に発効)。一方、船舶からの窒素酸化物(NOx)テクノカルコードに関するフォローアップが現在IMOにて審議されている。DE45では、「船上でのNOxモニタリング及び記録装置に関するガイドライン」の作成がはじめられ、同ガイドライン作成上必要事項が抽出された。日本は、日本が実施している「NOxモニタリング実船試験」の結果概要をInformation Paperとして提出しており(DE46/INF.5)、それをもとに、船上モニタリングで得られた情報提供に努める。また、船上モニタリングに関して、テストサイクル、許容差の規定について日本案を主張していく。
ISO規格内容
又は提案事項
IMOにおける「船上でのNOxモニタリング及び記録装置に関するガイドライン」はその審議が始まり。また現在、技術的な裏付けとしての実船試験が日本で行われている。日本の主な主張は、(1)NOxのセンサーとしてジルコニアを使用する。(2)船上でのNOxモニタリングを行う場合、従来の15%の許容さでは不十分である。(DE46/3/1)などであるが、これらDE46で審議される過程で、国際的合意事項になり得るか明白ではない。
「船上でのNOxモニタリング及び記録装置に関するガイドライン」に関する国際基準の作成は、現状では時期尚早であろう。
関連資料 DE46/3:Guidelines for on-board NOx monitoring and recording devices Report of Corresponding Group by US
DE46/3/1:Verification criteria for NOx emission limits on-board
DE46/INF.5:Field and on-board study on NOx measurement and monitoring
関連国際規格として提案すべき項目と恩恵:

その他の意見:

備考:








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