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TC8の戦略対応に関する基礎調査報告書

 事業名 ISO/TC8幹事国業務
 団体名 日本船舶標準協会 注目度注目度5


提案予定国際規格の調査・分析結果
項目タイトル IMO規則又は議題
船舶からの大気汚染防止(温室効果ガス−GHG関係)
IMO−LINK−No.
又は審議報告
ISO/TC8提案規格名等 審議番号又は
担当分科会
TC8/SC2
IMO規則内容
又は審議事項
船舶からの大気汚染物質の排出については、1997年にIMOにおいて採択されたMARPOL条約付属書VIにて船舶からの窒素酸化物(NOx)規制されている。一方、GHG削減に関してMEPC48において検討された結果、今後、次のように作業を進めることとなった。(1)2005年までに二酸化炭素等の排出Indexに関するガイドラインの作成を進め、各国に当該Indexを用いたボランタリーな削減努力を求める。(2)2010年まで上記ボランタリーな取り組みをモニターし、必要に応じて、更なる手段を検討する。
ISO規格内容
又は提案事項 
ISO8178は、往復内燃機関の排出物の測定に関する規格を10パートに分け、測定方法、試験サイクル、燃料、ファミリー等について細かく規定している。IMOにおける今後の削減への取り組みにおいては、京都議定書に定められた6つの温室効果ガスのうちCO2に焦点を絞ることには議論の余地が残されているが、内燃機関の排出物のGHG中のウエートが大きいことから、ISO8178のような規格の存在は、IMOでの取り組みに有用である。なお、測定技術等の進歩に伴い改正が行われることが望まれる。具体的、削減目標、規制などの点については、ISO規格化と馴染まないと思われる。
関連資料 MEPC48/21
関連国際規格として提案すべき項目と恩恵:

その他の意見:

備考:地球温暖化係数 CO2を1とすると、CH4:21,N20:210,HFC(R134a):1,300,PFC(R14):6,500SF6:29,900と極めて大きい。このことは、排出量は微量でも地球温暖化に及ぼす影響が大きいことが特徴である。
UNFCC:United Nation Framework Convention on Climate Change
 
提案予定国際規格の調査・分析結果
項目タイトル IMO規則又は議題
船底塗料の検査方法。(TBT関連)。
IMO−LINK−No.
又は審議報告
ISO/TC8提案規格名等
船底塗料の評価方法。規格の種類:試験・検査
審議番号又は
担当分科会
TC8/SC2
IMO規則内容
又は審議事項
1. 審議
 「International Convention on the Control of Harmful Anti-fouling Systems for ships」船舶についての有害な防汚方法の管理に関する国際条約(2001年10月1日〜5日 国際会議:IMO)においてTBT船舶用塗料を2003年1月1日以降船舶に新たに塗布することの禁止、及び2008年1月1日以降船舶に存在することの禁止について採択された。ただし、2008年以後の存在の禁止については、TBT塗料溶出防止のための塗料を上塗りすることは認められることとなった。この条約に引用された3つのガイドラインがIMO、FSIで審議されMEPC48にその原案が提出された。
(1)船舶の防汚方法の検査及び証書に関するガイドライン。
(2)船舶の防汚方法の監督(PSC)に関するガイドライン。
(3)船舶の防汚方法の簡単なサンプリング採取に関するガイドライン
である。FSI10で議論となった規制対象となる防汚方法の解釈については、閾値として乾燥塗料量の0.25%以下のスズ量の防汚方法は規制の対象とならないことが、ガイドラインの附録(appendix)として規定された。
このガイドライン作成上、塗料のサンプリング、分析(TBTの同定)方法についての技術的、ブレイクスルーが必要である。
わが国では、海上技術安全研究所が中心となりこの検査方法が確立されつつある。
ISO規格内容
又は提案事項
1. 日本の研究成果
サンプリング装置を平成13年度に開発し、スズの含有量を蛍光X線で調べまず、スズが0.25%含まれるか否かの判定が可能になった。現在スズを含む塗料の分析によりTBTと同定する方法について研究を行っている。この2次検査には、CG−MSを使った方法で対応可能だと思われるが、すべての塗料に対して有効な前処理方法など課題が残っている。
2. 国際規格の市場適合性 スズは含有するがTBTではない塗料が存在するため、TBTであるか否かを正確に判定すること及びスズ量0.25%を精度よく判定すること。こうした技術的背景によりその国際規格の制定ができれば、世界各地での検査の共通化が行える。このことはTBT代替用塗料の開発を促進し、塗料産業および船舶の運航業界のベネフィットとなる。
ISO規格内容
又は提案事項
3. 希望する国際規格の内容
船底塗料の検査方法。(1)塗料のサンプリング(2)スズ含有量調べ(3)TBTであるかどうかの判定。についての規格、サンプリングした塗料の前処理、化学分析の方法の詳細。

4. 希望優先順位
やや急ぐ
関連資料 MEPC48/21
関連国際規格として提案すべき項目と恩恵:

その他の意見:

備考:「TBT(トリブチル・スズ)」:有機スズ系物質、船底部への貝等の付着を妨げるための防汚剤として塗料に含まれている。これを含む船底塗料は、防汚性能が非常に高く、世界的に急速に普及していた。
 
提案予定国際規格の調査・分析結果
項目タイトル IMO規則又は議題
TBT代替用塗料の評価方法。(船底塗料の評価方法。)
IMO−LINK−No.
又は審議報告
ISO/TC8提案規格名等
TBT代替用塗料の評価方法。規格の種類:試験・検査
審議番号又は
担当分科会
TC8/SC2
IMO規則内容
又は審議事項
1.審議
1980年代後半から、船舶用塗料が海水中に溶け出した際に海洋環境への悪影響が問題視されるようになった。MEPC38において、日本、オランダ及び北欧諸国からTBT船舶用塗料の使用について世界的規制が必要と提案、具体的な審議を開始することが合意された。IMO第21回総会(1999年)において、「TBT船舶用塗料を2003年1月1日以降船舶に新たに塗布することを禁止し、2008年1月1日以降船舶に存在していることの禁止するための世界的な法律的拘束力のある枠組みを策定する。」旨の総会決議(A.895(21))が採択された。また、MEPC46において、新条約発効要件等の一部を除き、条約案が承認され今回の会議での採択事項の原案となった。
2.会議での採択事項概要
「International Convention on the Control of Harmful Anti-fouling Systems for ships」船舶についての有害な防汚方法の管理に関する国際条約
(2001年10月1日〜5日国際会議:IMO)
上記国際会議においてTBT船舶用塗料を2003年1月1日以降船舶に新たに塗布することの禁止、及び2008年1月1日以降船舶に存在することの禁止について採択された。ただし、2008年以後の存在の禁止については、TBT塗料溶出防止のための塗料を上塗りすることは認められることとなった。
ISO規格内容
又は提案事項
1.国際規格の必要性
  TBT以外の現在使用されている塗料及びこの後開発されるだろう塗料の船舶からの塗料の流出防止による環境保全のために統一した国際規格が必要である。(これまで、わが国における生態影響試験法は、OECDガイドラインに基づいて環境庁で作成されている方法がある。)
  「振り返って有機スズにおいて提起された問題を考えるならば、船底塗料より溶出してきた化学物質が、環境中ですみやかに分解されず、その一部が魚介類に蓄積し、自然界に住む野生生物に蓄積する結果、内分泌攪乱という微量でかつ重要な悪影響が出現するというものであった。そしてその影響は、従来の毒性度の考え方の外にあり、十分な予想が出来なかったことが指摘される。(社団法人日本造船協会「RR76船底塗料関係」平成12年度報告書)」
  上記の様に過去に学んだ事柄からその再発防止のため国際規格が有用である。
2.国際規格の市場適合性
  TBTは、(1)防汚性能、(2)価格の点でTBTは優れていた。今、TBT代替用塗料として考えられているもの又は今後開発されるものが、TBTと比較してどのような防汚性能を有するか、そしてその環境への影響はどの程度のものであるかを迅速に判断できる国際規格の制定によりTBT代替用塗料の開発を促進することが、塗料産業および船舶の運航業界のベネフィットとなる。3.希望する国際規格の内容 環境安全の促進をはかるべく、(1)生態影響、海洋環境への影響の把握を定量的におこなう方法。(2)防汚性能の定量的、一般的な把握方法。以上の(1)、(2)を含んだ、TBT代替用塗料の標準的な評価方法の確立が期待される。また、この方法は、TBT代替用塗料の評価方法であるとともに、環境安全を考慮した、船底塗料の選択方法となる。 さらに、今回の国際会議で、TBT溶出防止塗膜の塗布が認められることとなったがこの塗膜の性能を担保するため、適正な膜厚、材料の組成などの指針があれば有用であると思われる。 4.希望優先順位 やや急ぐ
関連資料 MEPC48/21
関連国際規格として提案すべき項目と恩恵:

その他の意見:

備考:「海洋環境への影響の把握を定量的におこなう方法」 例えば、実験室レベルで、「塗料が海洋に溶け出す。」という事実を加速した方法により、塗料の海洋に溶け出す物質を同定し、その物質の環境への影響を、ある種の代表的な生物への影響をみることにより、簡便に定量的に把握する。







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更新日: 2017年11月18日

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