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緊急時に使用できる既存の通信機器
機器名 衛星イパーブ 小型船用衛星
イパーブ
漁業無線
(27MHZ帯無線電話)
通信システム(周波数) 電波(406MHz) 電波(406MHz) 電波(26〜27MHz)
サービスエリア 全世界 全世界 SSB約90km
DSB約50km
機器価格 本体約45万 本体約18万 本体約25万
利用料金 不要 不要 不要
主な利用者 20トン以上の船舶(GMDSS対応) 20トン未満の船舶(GMDSS対応) 漁業者
(沿岸漁業者)等
無線従事者の資格 不要 不要 SSB2級海上特殊
DSB3級海上特殊
システム概要
・ スイッチを入れるか若しくは水圧を感知すると、本体が自動的に離脱浮揚し電波(位置情報を含む遭難信号)が発射され、衛星を経由し、海岸局に受信される。
・ 5年毎に電池交換(価格約7万)、2年毎に離脱水圧装置交換(価格約3万)が必要
・ スイッチを入れると電波(位置情報を含む遭難信号)が発射され、衛星を経由し、海岸局に受信される。
・ 6年毎に電池交換(価格7万)が必要
・ 主として、沿岸漁業に従事する小型漁船用のシステム
機器名 マリンホーン マリンVHF 400MHz帯無線電話 MCA移動無線
通信システム(周波数) 電波(342-360MHz) 電波(156-162MHz) 電波(352〜364MHz) 電波(352/1500MHz)
サービスエリア 約30km 約10〜30km 約30km 基地局から半径30km〜50km
機器価格 本体約8万 本体約10万 本体約20万 約13万
利用料金 不要 不要 不要 約2,500円/月
主な利用者 漁業者等 プレジヤーボート愛好者 プレジヤーボート愛好者 自治体、各種事業者等
無線従事者の資格 不要 3級海上特殊 3級海上特殊 自治体、各種事業者等
システム概要
・ 沿岸海域で操業す小型漁船等で、船体構造上無線の設備が困難であり、電源設備を持たない船舶で使用できる携帯型の機器
・ 沿岸海域のみを航行するプレジャーポート等の船舶相互間の無線普及を図るため、平成3年に制度化
・ 船舶相互間、レジャー用の海岸局との通信の他、航行警報、気象情報の受信、緊急時の海上保安庁との通信、大型船舶との通信も可能
・ 小型船舶用として400MHz帯のFM電波を使用した携帯型無線電話であり、小型船安全協会等が海岸局を運用している。
・ 小型船舶用として400MHz帯のFM電波を使用した携帯型無線電話であり、小型船安全協会等が海岸局を運用している。
・ 主に自営通信として普及
・ 複数の周波数(チャンネル)を多数の利用者が共有し、電波を有効利用する業務用移動通信システム
・ 1対1の通信しかできない携帯電話と違い、一斉通信など多様な通信パターンで情報共有が可能
機器名 アマチュア無線 携帯電話 ワムネットサービス
通信システム(周波数) 電波(短波帯、V/UHF帯等) 電波(800/1500MHz) 同左
サービスエリア 短波帯:国内及び全世界
V/UHF帯=10-50km
利用司能エリア内 同左
機器価格 短波帯10〜50万
V/UHF帯=2〜20万
1〜5万 本体7.2万
(BAN特別価格4.2万)
利用料金 不要 携帯電話料 1,600円/月
(携帯電話料別)
主な利用者 一般市民 一般市民 プレジャーボート
愛好者
無線従事者の資格 1〜4級アマチュア無線技士 不要 不要
システム概要等
・ 趣味として楽しむ無線通信として広く普及している。
・ 各種の運用周波数帯電波形式により運用が行われている。
・ 無線設備は自作から市販機まで運用者によりまちまちである。交信相手はアマチュア局に限られる。
・ 移動電話である。
・ 陸上の基地局からの制御によって、端末(携帯電話)と基地局との間で無線回線を設定し、交換機等を通して相手先の電話との通話ができる仕組み。このため、利用は陸上基地局のサーサービスエリア内に限られる。
・ 小型のGPS受信機と携帯電話の組み合わせで構成され、受信機で検出した位置情報を携帯電話により搬送するもの。
・ 位置情報を送信できる海域は携帯電話の有効範囲に限られる。








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