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(3) MSC74の報告(DSC6/2/3)

MSC74よりバラスト水及び沈殿物の管理に関する提案であるMSC/MEPC Circularについて、DSCの確認が照会された。ICSより、2.20.2 (.2 the handling of any corrosive/toxic substances.)に「マニファクチャラーのinstructionに従うこと」という規定を追加する旨提案があり、本提案は英が支持しMEPC47へ報告することとなった。

 

3 IMDGコードの第31回改正、その附属書と追補(MFAG等)(議題3関連)

(1) E&Tグループの報告(DSC6/3、事務局)及びIMDGコード第31回改正(DSC6/3/1、事務局)

E&Tグループ(2000年2月の会合)での審議結果について報告され、異議なく合意された。

IMDGコード第30回改正の正誤表の扱いについては、事務局から本会合及び本年9月開催のE&Tグループでの検討を基に第4回正誤表として取りまとめ、ハードコピーの購入者に対して無料で配布することが報告された。

また、第4回正誤表の内容を取り入れたIMDGコード(全文)についても、購入者に対して無償にて配布することが合意された。なお、この配布方法等に関する情報については、DSCサーキュラーにより各国に回章されることとなった。

IMDGコード改正案(第31回改正)については、パートごとに検討され原則合意し、一部エディトリアルな修正事項については、9月24日から28日に開催されるE&Tグループにその作業を付託した。本案は、来年5月に開催されるMSC75に採択のために提出される予定。

本提案のパート3、国連番号3166「内燃機関、…」について、日本は、本品はもともと航空輸送のみに適用される事項であることを指摘した。これに対し事務局から次の説明がなされた。

(イ) 特別要件「航空輸送のみに適用する。」付きでDGリストに含める。又は、

(ロ) 航空輸送のみのエントリーは、DGリストに含めないこととする。

小委員会は、事務局の説明に対し、E&Tグループに決定するよう要請した。

 

(2) IMDGコード第30回改正内容の訂正事項

プレナリーでの審議に先立ち、議長から次の各国提案文書の取扱いについては、すべてエディトリアルの訂正事項であるので、原則本年9月に開催されるE&Tグループで取り扱うこととする提案がなされ、合意された。

(イ) DSC6/3/2(独) IMDGコード第30回改正内容の訂正事項

(ロ) DSC6/3/3(ベルギー) CTUへの国連番号の表示

(ハ) DSC6/3/4(独) IMOタイプ4(道路タンク自動車)に関する提案

(ニ) DSC6/3/6(豪) IMDGコード第30回改正内容の訂正事項

(ホ) DSC6/3/7(独) IMDGコード第30回改正内容の訂正事項

(ヘ) DSC6/3/8(独) IMDGコード第30回改正内容の訂正事項

(ト) DSC6/3/9(独) IMDGコード第30回改正内容の訂正事項

(チ) DSC6/3/10(独) IMDGコード第30回改正内容の訂正事項

(リ) DSC6/3/11(独) IMDGコード第30回改正内容の訂正事項

(ヌ) DSC6/3/12(仏等) IMDGコード第30回改正内容の訂正事項

(ル) DSC6/3/17(独) IMDGコードの改正案及び第30回改正内容の訂正事項

(オ) DSC6/INF.7(加) CTUへの国連番号の表示

 

(3) IMDGコード第30回改正に係る提案のうち、次の事項が確認された。

(イ) ベルギー提案(DSC6/3/3)

DSC4において独から提案され、前回DSC5においてその適用される総質量が4,000kgを超える単一国連番号を有する危険物が収納されている貨物輸送ユニット(CTU)への国連番号の貼付についてIMDGコード第30回改正に取り入れられることとなったが、この合意内容を明確にしようとする提案である。

日本は、本提案に対して賛成の意を表明した。更に本提案は、仏、独、バハマ、伊及び米国からも支持され原則合意された。

 

 

 

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