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1. 調査概要

 

1.1 調査目的

ダイオキシン類は、河川を経由し、又は大気中に飛散したものが海域に到達し蓄積されていると考えられる。海域においては、河口や港湾のデータは比較的揃いつつあるものの、沖合域のデータは少ない状況である。

湾内の底質ダイオキシン類の既往調査については、港湾区域及びその周辺に調査地点が限られ、湾内の中央部に少ない状況にあり、湾全体の実態の状況が未だ明らかになっていないのが現状である。また、湾内の中央部の水域利用を考えた場合、漁業等の底泥撹乱によるダイオキシン類の周辺への影響も危惧される。

そこで本調査は、湾内の中央部におけるダイオキシン類の分布状態に関する汚染状況の実態把握調査を行い、その対策を検討するための基礎資料を得ることを目的とした。

 

1.2 調査の進め方

調査内容、方法の決定や調査結果に対する考察などは、表-1.1に示す学識経験者及び関係者からなる「湾内におけるダイオキシン類分布調査委員会」での審議によって進めた。

 

表-1.1 湾内におけるダイオキシン類分布調査委員会名簿

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