2. 調査内容
2.1 調査地点
調査対象海域は、1]背後地からの汚染の可能性が高い水域であり、環境面からの注目度が高く、水域利用が多様・活発であること、2]内湾の関連データ(水質、底質、流入負荷等)がそろっていることから判断して、東京湾を対象とした。調査地点は以下の5項目を考慮して総合的に判断して選定した。調査地点を図-2.1に示す。
1] 湾内の中央部で、調査実施頻度、地点が少ない海域である。
2] 柱状採泥の調査地点の底質が泥質である。
3] 環境庁が行っている柱状採泥調査地点を考慮する。
4] 調査における安全面から、航路は避け、水深も概ね20m以浅を一つの目安とする。
5] 浚渫、土捨等の工事が近年行われていない。