日本財団 図書館


最初の3年間の運営を目途に、調整委員会業務の付託について、オンブズマン事務局は評価を受け、将来的な方向についての提言を得ることになる。

このように、全般的な政策として国連のスタンダード規則に合わせて対応する方向に加え、2010年を目途にした「よりアクセシブルなスウェーデンを目指して」(A More Accessible Sweden)の発表され、主として施設のアクセシビリティに関する国の基準作りが進められている。アクセシビリティの課題に対して、イメージとしては、全ての省庁が統合して対応することである。

また「よりアクセシブルなスウェーデンを目指して」における建築物の「障害を取り除く」とはどういうことを指すのか、政府で定義についてディテールの案が準備されている。

文化財、既存建築物、零細の事業者がつくるものは除外されるが、環境省が対応していくことになる。ローコストで建築物をバリアフリーにしていく体制を整えることに重点が置かれる。2010年の達成期限はそれほど厳密なものではない。しかし、ローカルレベルでは2003年までにまちづくりで一定の成果を上げることが目標にされており、この期限は厳しいと考えられている。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION