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図3・4 接地用金具の船体取付け例

 

(2) 接地用の専用端子又はそれに相当する金物を船体金属構造物にそれぞれ設ける。ねじ、ボルトの呼び径は、6mm以上とすること。

(3) 接地線はできるだけ短くし、締付け部には、有効な回り止めを施すこと。

(4) 接地線には、銅編組線を用いる。また、接地線には塗装を施してはならない。

 

3・3 送受信部

3・3・1 取付方法

(1) 送受信部の取付方法、使用ボルト等は、メーカーの工事用図書等に指示されているので、これに従う。

(2) 導波管が接続される送受信機の場合、送受信機の箱体と導波管が個々に振動すると、導波管のフランジ部に亀裂を生じさせる。このため、船体構造物に直接固定した取付台に堅固に取付ける。取付台は、平らでなければならない。

 

3・3・2 ケーブル類の導入

導波管及びケーブルの導入については、メーカーの工事用図書等に指示されているので、これに従う。(2・3・6「ケーブルの布設」も併せ参照のこと。)

 

3・3・3 接地

(1) 送受信部の接地については、メーカーの工事用図書等に指示されているので、これに従うこと。(3・2・3表示器の「接地方法」参照)

(2) 接地ボルトは、他の電子機器と共用してはならない。

(3) 木造船やFRP船では、必ず接地線を通じ接地板に接地する。

 

 

 

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