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(5) アジアからの輸入を中心とした国際物流拠点の形成

1] 国際航路網の拡充

・アジア域内航路のさらなる充実を図り、アジア各地から宮崎県下の港湾に直接輸入できる輸送ネットワークを構築する。また、直行航路の開設できない地域については、釜山・高雄・香港・神戸等とのフィーダー輸送を活用する。

2] 輸入貨物を中心とした物流拠点の整備

・港湾周辺に、輸入貨物のデバンニングから、保管、流通加工、ピッキング、出荷までの種々の物流業務を、24時間体制・低価格で、かつ可能な限り保税状態のまま行える物流拠点を整備する。

・その際、通関をはじめとする諸手続のEDI化と、在庫管理等の情報化を一体的に推進し、手続の迅速化・簡素化と物流サービスの高度化を同時に実現する。

3] 対象品目:輸入コンテナ貨物全般が対象となるが、特に、食料品、日用品、実用衣料、家電製品等の消費財が中心となる。中でも、ロットのまとまりやすい定番品、アジアでは最終の流通加工を行うことができない商品や、多頻度即時納入が要求されるため国内にある程度の在庫が必要な商品は、相対的に優位性が高い。

 

図5 想定される物流の変化(アジアからの輸入を中心とした国際物流拠点の形成)

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