(4) ホテルでのチェックイン
[イ] 事前準備
ルーミング
部屋割りリストに基づき、契約条件通りに予約されているか再確認、ホテル・クーポンの準備。
家族で部屋が別れる場合の配慮、ダブルベッド、ノンスモーキング・ルームのリクエスト、ツアー・リーダー/団長などへの差し入れ品のチェック。本館/別館・東西/南北棟・タワーなどで呼称される建物の区別のあるホテルの場合の確認。
チェックイン方法
個人客(FIT)の場合は、一般のフロント・レセプッションで行う。
グループの場合は、特設デスクの設置の有無、ルーム・キーの渡し方(封筒でアルファベット順配置など)
ミールクーポン
M/C発行の有無。金券扱いかセットメニューか? 指定レストラン・時間帯。朝食についてはABかCB或いは和食も可能か?
注] M/Cではどのホテルでもルームサービスは不可。
アメニティ
ホテル内の施設を熟知しておく。(バー、食堂、理美容室、ビジネスセンター、プール、フィットネスクラブ、アーケード、両替所、空港バス発着所、宅配サービスなど)
併せて、客室内の設備(有料テレビ、ミニバー、インターネット接続など)
TRF発着場所/階
ホテルによってはバス・セダンの発着場所/階、集合場所が正面ロビーとことなっていたり、2カ所に別れている場合がある。
(例:帝国、オークラ、ニュー大谷、キャピトル東急、全日空ホテルなど)
デスク
団体用の特設デスク設置の場合、その場所・掲示板や電話架設その他備品のチェック。
バラ手配
客から事前に個人的な手配をリクエストされている場合は、その手配状況・代金回収の有無などの整理/確認。
注] 「インディビ手配/individual arrangement/personal arrangementとは旅行業界で俗語的に、客自身が自分で全て手配することで、エイジェントが事前に依頼を受けて手配される「バラ手配」と区別して言う。
[ロ] ホテル到着時
到着
ドアマンまたはボーイ(ポーター)に宿泊客の到着を知らせ、特に団体の場合は、団体名・荷物個数などを通告する。
バス・セダンに対する輸送確認票/クーポン、TIP支払い。
忘れ物のチェックについては、乗務員の協力を得て確実にチェックする。
チェックイン
客をチェックイン場所に誘導し、フロント(またはツアー・コーディネーター/団体係)に客名/団体名を伝え、宿泊カード/registration cardに記入してもらう。(グループの場合は、通常は団長のみの登録)