ア. 企業規模別
これを規模別にみると、個々の企業の事情によるためか方向は必ずしも一様ではない。雇用率の高い｢パートタイマー｣についてみると、｢3･4千人台｣の企業で｢増える方向｣の回答が昨年より高いものの、他の規模では｢増える方向｣は減り｢減る方向｣が大幅に増えている。また、｢契約･登録社員｣についてみると、規模｢3･4千人台｣で｢増える方向｣が40%(昨年調査31%)と昨年より高く、｢派遣労働者｣では｢1･2千人台｣の企業が34%(同28%)で｢増える方向｣の回答となっているなど個々の企業規模によって対応の違いがみられる。さらに、｢外国人｣はほとんどの規模で｢おおむね変わらない｣が70%以上で比較的安定しているものの、国際化が進んでいるといわれながら外国人の雇用が急速に増加する環境はまだ整っていないということだろうか。
