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表4.23 検出統計量関値

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注1:各衛星毎に正規化された残差を用いて検出統計量を求めるので、“1”で閾値を計算する。

 

4.7.3 故障衛星排除

測位演算方法が4.故障検出・排除の場合のみ本処理を行う。

測位方法の選択の段階で、測位に使用可能な衛星の数及びHELFDのチェックにより故障衛星の排除が行えることは保証されている。

全ての衛星を使用して故障検出(4.7.2項2)による)を行う。検出統計量が異常と判断された場合、測位に使用した衛星から1衛星ずつ除き再度故障検出(4.7.2項2)による)を行い、除いた衛星ごとに、検出統計量を求める。(衛星数と同じ数の検出統計量が得られる)

最小の検出統計量が得られたときに除いた衛星を故障衛星と看做し、排除衛星リストに書き込む。当該衛星は以降測位には使用されなくなる。

排除特有の要件として、誤排除確率が規定されている。

 

4.7.4 排除衛星復帰監視

故障検出・排除または疑似距離ステップ検出処理で測位から排除された衛星がある場合、その衛星を復帰させることが可能か否かの判断を行うために測位から排除された衛星を含めた故障検出を行う。4.7.2項と同一のアルゴリズムを使用するが、衛星の異常、正帯の判断にヒステリシスを持たせるため、誤警報確率を0.05として閾値を設定し、故障検出より正常と判断する条件をより厳しい値としている。

表4.23と同じ形の閾値のテーブル(誤警報確率の条件のみが0.05と異なる)を持ち、切替えて使用する。

 

 

 

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