日本財団 図書館


ポイントは、毎年度初めに、等級別に付与される。また、4等級から6等級までについては、昇格時にボーナスポイントが加算される。付与ポイントは2年間有効としているが、付与ポイントを消化しなければならないとの縛りはなく、昇格の要件になることもない。評価されるべきは最終的な成果(パフォーマンス)だからである。

能力開発ポイント制の対象となる研修プログラムとして、会社(人財組織部)は100以上の講座を用意している。たとえば、ベーシックコミュニケーション(25ポイント)、語学(講座によって異なるが、中心は15ポイントから48ポイント)、中小企業診断士受験講座/通信教育(39ポイント)などがある。また、これ以外の個人が探してきた外部の研修プログラムの受講にポイントを利用することもできる。これらについては、人財組織部で個別に審査するが、大部分が承認されており、この場合、1ポイント=1,000円で換算し、受講料をポイントに充当することになる。

ポイントを利用した講座の受講は自己啓発であり、勤務時間外として取り扱われる。(株)ベネッセコーポレーションではスパーフレックスタイム制を採用しており、開講の時間帯がどのように設定されていても、勤務時間外の扱いとすることは可能である。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION