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(2)里山の維持管理の支援

 

YTCVの活用

 

ア. 事業の考え方

 

●この事業は、すでに「3.環境保全を担う人材の育成、(1)環境ボランティア育成・活用事業」(P.71参照)で述べた。要は、イギリスのBTCVをモデルにして、里山の管理を合宿形式で、レクリエーションとして楽みながら行おうというものである。BTCVの活動内容を見ると、参加者側は、自然の中での参加者同士のコミュニケーションを楽しんでいるようである。一方、BTCV側は、その場を提供しながら、里山の管理をしてもらうというフィクサー役になっているようである。これは、YTCVの活動にも共通する基本理念であろう。

 

イ. 事業の推進方法

 

●事業内容は、前述のようにBTCVの活動内容を参考にしながら、次のようにする。

 

表1-3-8 YTCVの活動内容例

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●以上のような活動を寄居町で展開するにあたっては、まず、コーディネーターは、こうした活動を受け入れる里山の地主を探し出し、理解を得る必要がある。次に、上記の宿泊所の手配、食材の調達などを行なう。この事業についても、援農交際事業と同様の観点で、里山の地主から少額の受託料をもらうことを検討する。

 

 

 

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