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率)で単回帰(単純最小二乗法による)したものである(要介護者は後期高齢者になって急増するので、高齢者の指標として65歳以上でなく、75歳以上を用いた)。資料は47都道府県プラス横浜市の数値(1995年)である。図表が示すように高齢者比率の高い自治体ほど人口当りの高齢者介護施設定員数が多く、人口当りの高齢者介護施設の定員数は、最高の徳島県は最低の神奈川県の約7倍であることが分かる。しかし、高齢者が多いほど高齢者の要介護者が多いのだから、単に人口当りの高齢者介護施設が多いからと言って高齢者施設の充足度が高いとは言えない。そこで高齢者比率で回帰すると、その回帰線がそれぞれの高齢者率に対応する高齢者介護施設の標準的な高齢者介護施設定員数を示すものと見做すことができる。

 

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