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していて暮らしやすい」と感じている市民は5割から7割へ増加している反面、「親密な人間関係があって暮らしやすい」と感じている市民は約1割減少している(図表3-1-9)。ここには、個人や社会の生活意識や価値観の変化といったものも反映していると考えられる。

このような地域社会の弱体化に対して、横浜市民の意識としては、かえって地域社会とのかかわりを求める傾向が顕在化している。例えばこの5年間の60歳以上の者の行事・活動への参加率をみても、男性では、全ての種類の行事・活動への参加率が高まっており、女性でも「お祝いごと、ご不幸などの手伝い)」という伝統的な近隣の行事への参加率が低下しているだけで、他の行事・活動への参加率はおおむね高まっている(図表3-1-10)。また、横浜市の高齢者は高齢期のつきあいとして血縁関係以外では「隣近所」を最も重要と考えている(図表3-1-11)。

 

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