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より増加はかなり厳しいものとなった。
イ. 次に「所定内手当」では「増加」が18.0%(前年比0.4%減)、「変わらない」が67.2%(同4.8%減)、「減少」が14.1%(同5.8%増)で、増減差し引き3.9%増(前年は10.1%増)と増加は殆ど停滞することとなり、また、「所定外手当」では「増加」が28.0%(前年比10.7%増)、「変わらない」が46.9%(同2.6%増)、「減少」が23.8%(同13.8%減)で増減差し引き4.2%増(前年20.3%減)とこれも減少が止まって停滞状態となっていた。さらに「賞与」では「増加」が30.2%(前年比5.1%増)、「変わらない」が42.1%(同0.5%増)、「減少」が27.0%(同5.5%減)で増減差し引き3.2%増(前年は7.4%減)とこれも減少が止まって現状維持状態となった。なお、パート等「雑給」は「増加」23.5%(前年比5.4%増)、「変わらない」53.7%(同4.4%増)、「減少」12.5%(同8.0%減)で増減差し引き11.0%増(前年2.4%減)となり、これは心持ち増加傾向を示した。

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(2) 今後の給与項目別増減方向〔第10表参照〕
ア. さらに、今後の給与項目別の増減方向を尋ねたところ、全ての給与項目で「増加方向」と「減少方向」がともに、過去1年間のそれぞれの回答割合を下回り、「おおむね変わらない」との回答が増加し、先の見えない景気状態で慎重になっている様子が窺えた。すなわち、「基本給」については「増加方向」37.8%(過去1年比11.4%減)、「変わらない方向」53.9%(同18.9%増)、「減少方向」8.2%(同7.6%減)で増減差し引き29.6%の増加の方向(過去1年は33.4%の増なので3.8%ほど増加の勢いが低下している)となった。
イ. 次に、「所定内手当」については「増加方向」12.9%(過去1年比5.1%減)、「変わらない方向」79.3%(同12.1%増)、「減少方向」7.2%(同7.1%減)で増減差し引き5.7%の微小の増加方向(過去1年は3.9%の増なのでこれより3.8%の微小な増加方向)となり、また、「所定外手当」については「増加方向」は13.5%(過去1年比14.5%減)、「変わらない方向」64.1%(同17.2%増)、「減少方向」21.7%(同2.1%減)で増減差し引き8.2%の減少の方向(過去1

 

 

 

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