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表4.2.2-7(1)プラスチック小型油化装置
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表4.2.2-7(2)プラスチック小型油化装置
項目 内容
技術の有効性に関する事項 特長
■自動化システム(自動的に油が生成しながら残渣を排出)
■低ランニングコスト
処理コスト
(イニシャル・ランニングコスト)
事業採算性
再生製品の性能等  生成油は石油化学製品に再生利用が可能なほか、ボイラーやディーゼル油、船舶用油としても再生利用が可能。
環境・安全面
適用条件等
その他 <開発補助>
 平成14年7月4日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に「廃プラスチック油化装置の連続運転実用化開発事業」が採択された。
その他の事項 文献発表等
評価・表彰実績
特許の取得
<特許取得状況>
■油化プラントの建家(特開2004-67886)
■油化装置(特開2004-175917)
■油化プラント(特開2004-269755)
■油化プラント及び廃棄プラスチック回収システム(特開2004-315686)
■プラスチック処理装置(特開2005-126454)
環境への取り組み
添付資料 プラスチック小型油化装置の概要
 
プラスチック小型油化装置〔別紙 装置の概要〕
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出典)株式会社ブレストHP
http://blest.co.jp/activities/oil/outline/img/blester.pdf
 
表4.2.2-8(1)廃プラスチックの高度ケミカルリサイクル
項目 内容
技術内容に関する事項 技術の名称 廃プラスチックの高度ケミカルリサイクル技術
処理対象物等 廃プラスチック熱分解油
リサイクル方法 油化リサイクルされた廃プラ油の高品質化
(ケミカルリサイクル)
再生製品 石油化学原料(ナフサ)などの石油製品
技術レベル 研究・開発段階
技術概要  廃プラスチック油化プラントより産出される廃プラスチック熱分解油(以下、「廃プラ油」)を石油製品へと再生する。
 具体的には、油化プラントにて高度に脱塩素化された廃プラ油を石油精製設備の一つである水素化精製装置を活用して、プラスチックの原材料であるナフサなどの石油製品にまで戻す。廃プラ油はこれまで、ほとんどが燃料油として再利用されてきたが、本技術を用いた高品質化を進めることで、利用価値はより一層高まる。
 なお、ジャパンエナジーでは、容器包装プラスチック油化事業者協議会と共同で本技術開発を行っており、油化事業者協議会が製造した廃プラ油を引き取っている(購入)。プラスチックごみの回収は行っていない。
問い合わせ先 株式会社 ジャパンエナジー 総務人事部(広報担当)
 Tel. 03-5573-6100 Fax. 03-5573-6784
 〒105-8407 東京都港区虎ノ門2-10-1
技術の有効性に関する事項 特長
■フィードストックリサイクルの実現
 廃プラ油が汎用性の高い石油製品として再利用可能となれば、廃プラスチックのフィードストックリサイクルが実現することとなり、油化によるリサイクルの価値をさらに高めることにつながる。
■資源の有効利用・エネルギーセキュリティーに貢献
 廃プラ油が原油と同様に利用可能となれば、日本のエネルギーセキュリティーに貢献する(廃プラスチック100万トンから得られる廃プラ油は、2003年度の日本の原油処理量1日分に相当)。
処理コスト
(イニシャル・ランニングコスト)
製油所内の既存設備を利用
2004、2005年度処理実績 約1,000kL/年
 
表4.2.2-8(2)廃プラスチックの高度ケミカルリサイクル
項目 内容
技術の有効性に関する事項 事業採算性 現在検討中
再生製品の性能等 原油由来の石油製品と同等
環境・安全面 環境負荷増は確認されていない
適用条件等 現在検討中
その他  2002年より容器包装プラスチック油化事業者協議会と共同で技術開発に取り組む。2004年に実証化運転を開始。
その他の事項 文献発表等
<文献発表>
■「プラスチック化学リサイクル研究会(FSRJ)第7回討論会予稿集pp.47-48」河西、白鳥、若尾(2004)
■「3rd International Symposium on Feedstock Recycling of Plastics, pp.43-50」T. Kawanishi, et al., (2005)
■「プラスチック化学リサイクル研究会(FSRJ) 第9回討論会予稿集pp.22-23」河西、白鳥、若尾(2006)
評価・表彰実績
特許の取得
<表彰実績>
■平成18年度プラスチック化学リサイクル研究会
「技術功績賞」受賞
<特許の取得>
■申請中
環境への取り組み <環境マネジメント>
 ジャパンエナジー基本理念に則り、環境保全方針を策定し、環境保全の確保、環境負荷の軽減、地球環境問題などに取り組んでいる。
 特に、製油所・工場においては、1999年までにISO14001の認証を取得済み。
添付資料 資源循環型社会への取り組みにおけるジャパンエナジーの役割
 
廃プラスチックの高度ケミカルリサイクル
〔別紙 資源循環型社会への取り組みにおけるジャパンエナジーの役割〕
出典)「廃プラスチックのケミカルリサイクル」(株)ジャパンエナジー広報用資料 より


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