表4.2.1-7(1) |
廃プラスチック再生(再材料化)施設
〔リバースシステム〕 |
項目 |
内容 |
技術内容に関する事項 |
技術の名称 |
リバース(RE-BIRTH)システム |
処理対象物等 |
発泡スチロール、魚箱、食品トレイ、軟質系プラスチック(ビニール袋類)、硬質系プラスチック(ポリ容器、ポリドラム他) |
リサイクル方法 |
マテリアルリサイクル |
再生製品 |
ポリプロピレン・ポリエチレンのペレットミル、フレーク(自社製再生製品:パレット、シート材の原料)、ポリスチレン(インゴット) |
技術レベル |
実用段階 |
技術概要 |
搬入されたプラスチックを一旦原料化(ペレットミル、フレークに加工)し、同一事業所内にある自社成型工場で再生製品(パレット、シート材 他)に加工する。 |
問い合わせ先 |
株式会社富山環境整備 吉谷事業所 総務部総務課
Tel. 076-469-5356
〒930-2638 富山県富山市婦中町吉谷3-3 |
技術の有効性に関する事項 |
特長 |
搬入→原料化工場→製品化工場まで一貫した設備を同一事業所内に保有し、トータルコスト面に優れ、かつ全国的にもまれな「パーフェクト・マテリアルリサイクルシステム」を実現(別紙参照)。 |
処理コスト
(イニシャル・ランニングコスト) |
■リサイクル工場は平成13年4月より本格稼働している。
■処理費用は80円/kg程度。 |
事業採算性 |
搬入された廃プラスチック(海洋ごみ)は自社で原料化→再生製品(パレット、シート材 他)を製造し、その販売収益により十分可能と考える。 |
再生製品の性能等 |
再生製品のうち、パレットはJIS規格に則った性能試験をクリアーしている。また、大手自動車メーカー向けシート材に強度要求はないが、何れもISO9001の社内品質基準を充分満足している。 |
環境・安全面 |
当社リサイクル工場には集塵機、排水処理設備、赤外線センサーによる非常停止対策、また、防護柵等を備え、作業員には保安帽、保護具を着用させ、環境・安全面の対策においては徹底している。 |
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表4.2.1-7(2) |
廃プラスチック再生(再材料化)施設
〔リバースシステム〕 |
項目 |
内容 |
技術の有効性 |
適用条件等 |
<受入条件>
有害物質・危険物・油類・薬品類の付着やプラスチック以外の異物(金属類 他)の付着・混入不可 |
その他 |
■平成13年4月〜リサイクル工場稼働
■日本容器包装リサイクル協会(プラスチック製容器包装)再商品化事業者登録
■ISO9001認証取得
■再生パレット:50万枚/年製造、富山県認定リサイクル製品、エコマーク取得(第03118183号)
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その他の事項 |
文献発表等 |
■循環経済新聞に数回掲載
■2006NEW環境展(大阪会場)基調講演
(講師:当社技術部次長)
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評価・表彰実績
特許の取得 |
− |
環境への取り組み |
ISO14001認証取得(H15.3) |
添付資料 |
■リバースシステムの概念図
■リバースパレットの特徴 |
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廃プラスチック再生(再材料化)施設〔リバースシステム〕〔別紙〕
リバースシステムの概念図
リバースパレットの特徴
■多種多様なプラスチック廃棄物の再製品化
■複数のプラスチック材料、不完全な分別、洗浄でも再製品化可能
■家庭で分別回収したプラスチック製容器包装の再製品化
■企業のゼロエミッションに貢献
■リバース製品は何度もリサイクル可能(循環型社会)
■リバースパレット仕様 |
型式 |
RBP-R4-1111
(四方差・両面使用) |
RBP-D4-1111
(四方差・片面使用・ハンドリフト対応) |
カラー |
黒 |
黒 |
積載荷重 |
1,000kg |
1,000kg |
サイズ |
1100×1100×145mm |
1100×1100×150mm |
重量 |
約35kg |
約33kg |
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1)原料・モノマー化
インターネット・文献等検索及び技術情報募集により得られたケミカルリサイクル(原料・モノマー化)の事例を表4.2.2-1〜4に示す。
■株式会社エコライフ土佐:ソニー方式 発泡スチロール高品質リサイクルシステム(リモネンリサイクル)・・・表4.2.2-1
■石川島播磨重工業(株)/室蘭工業大学:ポリオレフィン類廃プラスチックの石油化学原料化・・・表4.2.2-2
■帝人ファイバー株式会社:使用済みポリエステル製品の新原料リサイクル・・・表4.2.2-3
■株式会社神戸製鋼所:TDI(トリレンジイソシアネート)蒸留残渣からのTDA(トリレンジアミン)の回収・・・表4.2.2-4
2)油化
インターネット・文献等検索及び技術情報募集により得られたケミカルリサイクル(油化)の事例を表4.2.2-5〜8に示す。
■歴世礦油株式会社/新潟プラスチック油化センター:一廃系廃プラの油化処理・・・表4.2.2-5
■札幌プラスチックリサイクル株式会社:塩化ビニル混入廃プラスチックの油化処理・・・表4.2.2-6
■株式会社ブレスト:プラスチック小型油化装置・・・表4.2.2-7
■株式会社ジャパンエナジー:廃プラスチックの高度ケミカルリサイクル・・・表4.2.2-8
3)高炉原料化
インターネット・文献等検索及び技術情報募集により得られたケミカルリサイクル(高炉原料化)の事例を表4.2.2-9〜10に示す。
■JFEスチール株式会社:廃プラスチック高炉一貫リサイクルシステム・・・表4.2.2-9
■ 〃 :塩化ビニルの高炉原料化リサイクル・・表4.2.2-10
4)コークス炉化学原料化
インターネット・文献等検索及び技術情報募集により得られたケミカルリサイクル(コークス炉化学原料化)の事例を表4.2.2-11に示す。
■新日本製鐵株式会社:コークス炉化学原料化技術・・・表4.2.2-11
5)ガス化
インターネット・文献等検索及び技術情報募集により得られたケミカルリサイクル(ガス化)の事例を表4.2.2-12〜14に示す。
■株式会社イーユーピー:加圧二段ガス化システム・・・表4.2.2-12
■JFEスチール株式会社:サーモセレクト方式ガス化溶融・・・表4.2.2-13
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