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防犯ボランティアの活性化事業 「中央研修会」報告書

 事業名 防犯ボランティアの活性化事業
 団体名 全国防犯協会連合会 注目度注目度5


山口英樹(山形県防犯協会連合会推薦)
 皆さんこんにちは。スピードを上げてということですので、簡単に説明させていただきたいと思います。山形から来ました山口と申します。私の所は山形県の南陽市という所で、山形市と米沢牛で知られる米沢市のちょうど中間ぐらいに位置する赤湯温泉という温泉のある所です。私たちの所は山形県警のほうから少年非行防止ネットワーク事業の指定ということを受けました。そのネットワークを作りなさいというか、作ったらいいのではないですかということの指定を受けました。今まで、それぞれの団体がそれぞれに活動をしていった中で、それをネットワークという「同じようなことをやっていることはまとめて一緒にやって行きましょう」というかたちで、昨年からその事業がスタートしました。
 主な内容としまして、街頭活動、子供を守る活動、情報提供活動、意見交換会、防犯教室ということで内容的には進んでおります。構成する団体としましては、小中学校、防犯協会、交通安全協会、婦人会と様々あり、あらゆる団体に参加をしていただいております。主な内容の中をちょっと紹介させていただきます。街頭パトロールの中では合同パトロールということで、青パトを使っての街頭活動や、有害環境浄化、通学路の危険箇所の点検などを行いました。その後作るマップの内容の情報収集などを行いました。その他、安全・安心まちづくりキャンペーンの実施、挨拶運動の実施ということを行っております。
 挨拶運動は、小中学生を中心に町の中でも会った人に挨拶をするということで地域では非常に知られていて、明るい町というふうになっております。こどもを守る活動では「赤湯まっすぐ見守り隊jということで見守り隊のほうを立ち上げました。各団体、各地域からの参加者を募り、発足しました。しかし、やはり見守り隊の腕章といったもののお金がない。中学生が「私たちが作ります」ということでバッジを作りまして、それをラミネートにし、ピンを付けて、「見守り隊」ということを分かるようにしました。買い物に行くときや、散歩に行くときにそれを付けて歩いていただくということをやっております。
 後は、守る活動ということで子供110番の家の確認とか研修会なども実施しております。そして、安全マップを作成しました。安全マップのほうは、110番の家も描いてありますし、いろいろな危ない箇所とかチェックポイントなども描いてあります。これを作るにあたりましてもお金がないということで、どうしたらいいかということを言っておりましたら、地元の高校の情報経済科で「私たちで作ります」ということで、コンピューターで作っていただきました。ほとんど紙代ぐらいで作っていただきました。それを子供たちとか、全校に配布したところです。
 その他、意見交換会ということも行っております。地域の小学生、中学生、高校生、そして大人の方というかPTAの方など、地域の方々に集まっていただきまして、「赤湯の地区はどうだよね」という率直な意見を出し合っていただきました。赤湯の町をどういうふうにしたら明るい、良い町にしていけるかということを話し合いました。つい先日したばかりですが、非常に子供たちから、するどい意見が出ました。「自分達が挨拶をしても大人が挨拶を返してくれない」とか、「たばこのポイ捨てをする」「空き缶を捨てる人がいる」とか、非常に耳の痛いようなことを言われました。「そういったことをみんなでどうしていこうという」ことで、非常にいい話が出ました。
 今後、安全で安心な町づくりということも含めまして、考えながら続けて行きたいというふうに思っております。この指定が2年間で終わりということになるのですが、その後も同じメンバーでネットワークを持っていくためにはどうしたらいいかという話を、今しております。これで終わりということではなくて、継続してやって行くための手段というものをこの研修会でいろいろとヒントがいただければありがたいなというふうに思います。以上でございます。ありがとうございます。(拍手)
 
村崎雅彦(福島県防犯協会連合会推薦)
 皆さんお疲れ様です。福島県会津若松市から来ました村崎でございます。どうぞよろしくお願いします。私どものボランティアにつきましては少し変わっておりまして、我々は仕事上警備業務のほうを行っております。いろいろ地元業者で勉強会を開いておりまして、月1回ごとにやっております。そのときに我々の担当の生活安全課の佐藤課長さんといろいろ話をしました。会津若松市は今、合併をしまして13万人になったのですが、それでも人口比率からいくと会津若松市の少年犯罪等が一番多いということです。セカンドポリスの我々警備業が何か出来ることはないかということで、学校の夜間の巡回業務を行うということで、平成15年10月1日から実施することになりました。
 まずいっぺんに出来ないものですから、地元業社7社で金曜日土曜日夜の9時から午前0時まで10校と11校に分けまして1台に2名乗車し、約30キロ足らずですが、学校をぐるっと回りました。地域の安全と、たとえば学校のプールの空きびんとかガラスとかいたずらが多かったものですから、そういった部分で回らせていただきました。
 当初、なかなかうまく行かない部分がございまして警察署のほうとの連携、また学校の校長先生、教頭先生、そういった方との緊急連絡網とかでも不具合等が最初はありました。約3年を迎える中でずいぶん警察署のほうから連絡が来るようになりました。また各学校の先生とも勉強会等を開かせていただきまして、いろいろな意見交換会をさせていただくことによってずいぶん良くなってきたというふうに考えております。
 私どもは平成15年の10月から始めまして、今3年を経過したところでございます。調べてみますと、当初、主な活動団体というのはなくて、会津若松署管内では我々が2番目の古さというか活動団体です。今は福島県内に219団体、1万9,000名ということで、活動の方が増えているというようなことです。我々が始めました平成15年の10月から平成18年の9月までのと、設立する前の平成14年10月から平成15年の9月までと比較をすると、56.5%犯罪件数が減っているというようなことです。
 また、合併等がございまして、平成18年4月から会津若松市のほうからも若干なりとも補助をもらっております。当初はまるっきりボランティアでやっておりまして、だいたい400〜500万かかっておりました。今回は市のほうから約100万弱でありますが、ガソリン代として負担をしていただけるということで、32校に対象学校等を増やしたという経過でございます。当然、いっぺんに回ることが出来ないものですから、1グループ8校に分けて、金、土に分けて行っている次第です。
 我々が一番感じたのは、やはり各先生も言われておりました「弱者をいじめる」ということです。やはり、事件が多発している。私たちも、当然子供もいます。その中で未来を担う子供たちを、守って行かなければならない。皆さんの話にありました青色回転灯を平成17年1月に登録をしました。車両7台につけまして、警戒をしています。半期ごとに分けて継続してやっているのですが、当然やめることが出来ないような状態になっておりまして日々継続をしております。
 予算のほうにつきましても公的基金といいますか、「うつくしま未来基金」というのがあります。そういったボランティア活動等をしている所に、補助をしてくれるような所が各県にあると思います。申請をして、今回はだめだったのですが、各自が継続的にそういった助成制度を探しながらやっていけば、何とかなるのではないかと考えております。
 簡単でございますが終わりたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手)
 
 小嶋映治(東京防犯協会連合会推薦)
 東京都の小嶋です。我々の江東区の近所にはあまり新宿歌舞伎町のような繁華街がないのですが、新宿の歌舞伎町を小さくした錦糸町というのがあります。これも皆さんご存知だと思うのですが、小さな繁華街です。錦糸町、亀戸ぐらいしか大きな繁華街はないのです。元々下町ですから深川とか門前仲町です。
 一番最初にお話しした清永先生のときおっしゃっていたと思うのですが、下町ですから地域、コミュニティーがもう出来上がっていて、非常に助かることは不良少年やごろつきが回っていないのです。やくざもいません。まあ、いるんでしょうけどね。それは地域の和ができているので、たとえば自分の息子が出て行くときに「そんな格好をして行くなよ」と言うのでしょう。ですから、挨拶も結構します。
 ちょっと離れて江戸川区。江戸川区のご親戚、知り合いがいらっしゃると思うのですが、江戸川区になると少し郊外型になってくるのです。そこは悪いです。門前仲町から四つぐらい先の駅ですが、そこの駅ヘパトロールで行くとオートバイで駅の構内に入ってきます。本当にすごいですよ。
 僕らの回るときは必ずネクタイにスーツです。僕らは3人ぐらい、多いときで5人ぐらいですが、いちおう基本はこれにしています。それはなぜかというと、ベストですとか同じ腕章をつけているというのではない普通のおっさん。僕も52ですから、普通のおっさんが会社の帰り道にガキどもがたばこを吸っていたら注意をする。
 これが本来僕らのやらなくてはいけないことだと思うのです。「今日はみんな行くぞ」とベストを着て、懐中電灯を持って行くというのではなく、「いつでもどこでもやろうよ。人の子でも何でもやろう」ということでとりあえず何の衣装も着ません。持っているのは我々会員の小さな名刺大のものです。それで、とりあえず駅を見回りする。一番分かりやすいのはたばこですから、喫煙行為に対して言う。
 亀戸の駅に小さな灰皿が駅の外にありまして、10人ぐらいがたばこを吸っているのです。いつもの見回りですから、よく見ると高校生の短いスカートをはいたのが2人いるのです。おとっつあんとおっかさんが10何人みんな吸っているのですよ。「おねえさん。ちょっと悪いけど、高校生でたばこ吸って。どこの学校」と言ったら、「うるせえな。関係ねえだろ」と必ず言われます。そう言っている間に、そこで吸っていたお父さん方が逃げるように消していくわけです。僕はそこで「あんたたちは吸ってていいんだ。とりあえず注意してくれよ。しかってくれよ」と言います。目の前で高校生の短いスカートはいた、バカ女と、はっきり言いますよ。一緒にたばこを吸っているのですよ。これ、考えられますか。
 僕も不良でしたから、だから、みそぎでやっているのですけども、中学校のときたばこを吸っていたら知らないおじさんが通って「お前、なんだ」と言われた。その前に僕らは人が通ったら隠しましたよね。今そんなことは、まったく無いわけじゃないですか。こんな世の中にしちゃっている僕らがいけないのです。だから、本来しかるのは子供ではなく我々大人だと思うのです。
 僕の長年の夢で、ちょうど施設も出来ました。千葉県の方いらっしゃいましたよね。九十九里の白子に400坪くらいの土地を用意して施設を作りました。来年からは戸塚ヨットスクールのように「体罰は教育だ」と言って僕はやっているかもしれません。いちおうそういうこともやっておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。ありがとうございます。(拍手)


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