◆事例報告 ―目指せ!元気な甲賀市―
安田 皆さん、こんにちは。ただ今ご紹介いただきました滋賀県の甲賀市のほうから寄せていただきました。本日の事例発表ということで発表させていただきます。甲賀市教育委員会生涯スポーツ課の安田と申します。生涯スポーツ課の係長の粂田と2人でさせていただきます。よろしくお願いいたします。
これから時間20分ということで時間をちょうだい致しまして、大変貴重な時間、またこのような場で発表をさせていただきますことを、大変、笹川スポーツ財団の皆様に厚く御礼申し上げます。それから時間の限りはございますが、時間内に終われるように続けてやろうと思いますので、よろしくお願いいたします。
まず、甲賀市の概要ということでただ今よりご説明を順次させていただきたいと思います。平成18年の6月30日現在で総人口が95,713名、以下、男女の人数と世帯数につきましてはご覧いただいていることでございます。特に甲賀市の内容で若干ご説明させていただいますと、人物的なところではサッカーでいきますと、井原正巳選手の故郷であります。それと現在活躍中でございますが、女子サッカー、なでしこジャパンの大谷未央選手の故郷でございます。現在、スポーツ関係で活躍、また過去に活躍の人物の故郷ということで、お見知りおきをいただきたいと思います。
なお、皆様方のお手元のほうには甲賀市の市政のダイジェスト版として資料にさせていただいておりますので、後ほどまたご覧いただければありがたいと思います。
実行委員会
それでは、今回、「チャレンジデー2006」というかたちで本年度実施いたしまして、まず組織的な部分からご説明をさせていただきます。組織につきましては、実行委員会組織でもって実行委員長の市長をトップに、以下、副実行委員長・常任委員という地域の団体さんを含め、45名の常任委員さんと副実行委員長・委員の11名。今、主には実務的な実行委員として組織をさせていただきました。それに付随しまして、事務局、それと集計センターでの組織体制を敷いたところであります。それぞれ、実行委員長ならびに常任委員さんのメンバーというのはどういう方々がいらっしゃるかということで説明をさせていただきます。
まず副実行委員長につきましては、市の議長をはじめ、三役が入りまして、あとそれぞれスポーツ関係、自治会関係、消防団関係、老人クラブ、女性の会、スポーツ少年団、特にこういった大きな組織のそれぞれ市の代表者の方に副実行委員長として位置付けをさせていただいております。常任委員につきましては、大変多く書いておりますが、特に各理事会、市の体育協会の幹部、市の体育指導委員の代表、市のスポーツ少年団の幹部、社会福祉協議会の代表の方、また健康増進という意味では健康推進委員の代表、観光協会、小中学校、市のPTA関係の代表者、それと学校代表、養護の代表、スポーツクラブ、本市では80クラブございますが、それぞれの代表の方、それと行政として、教育委員会の方と事務局、これらのメンバーで常任委員、実行委員長、それらをメンバーとして組織を編成させていただきまして取り組んだところでございます。
旧信楽町という町でチャレンジデーを取り組んでいただいておりましたが、合併以後、どういうかたちで支援・周知をしていったかという部分でご説明をさせていただきます。
甲賀市が誕生いたしまして、五つの町が大きな甲賀市になったわけでありますが、2004年10月1日に誕生いたしまして、2004年10月1日以降、新たな事業として今年のチャレンジデーに臨んだわけでございます。市の体制と致しましては、市長部局また教育長部局それぞれ、お手元の資料等でご覧いただいた通りでございます。合併までのチャレンジデーの分については信楽町の参加をいただいたということで、合併後初めてチャレンジデーを2005年に第1回チャレンジするという内容であります。
合併後の市民周知
1. 合併 甲賀市誕生
(1)水口町、土山町、甲賀町、甲南町、信楽町の旧5町の簡単な紹介
(2)2004年10月1日平成の大合併により甲賀市誕生
(3)甲賀市の市の体制、市長部局(7部5支所2病院)教育長部局(7課1研究所)
2. 合併までのチャレンジデー
(1)2001から2004まで信楽町が参加
3. 合併後初めてチャレンジデー
(1)2005年
広報活動を重点:とにかくチャレンジデーを知っていただこうと広報啓発。
(2)実行委員会を4回開催するとともに、総務部、地域部、広報部、イベント部の4部で部会を開催。
(3)横断幕掲出、のぼり旗設置、市の広報掲載、有線放送、水口テレビ、市内企業事業所へ出向きチラシ・ポスターの配布を行うなど旧信楽町以外の4町を中心に周知活動。
広報活動
特に1回目ということで、信楽町さんにつきましては約1万4千人ほどの人口でございましたが、一挙に9万5千という人口になったことから、特に広報、チャレンジデーという名前を知っていただくという部分が大変重要な部分であるということで、初年度は広報活動を中心に展開をして参りました。あと実行委員会を開催しながら、専門部会を設けまして外部との活動を展開いただいたところであります。それと計画スタッフでは、横断幕、のぼり旗、市の広報、有線放送、毎日テレビ、市内企業、スーパーへの街頭啓発、各企業・事業所への啓発、これらを特に今日までチャレンジデーに参加されました信楽町以外、四つの町を中心に住民周知をしてきたところであります。
この目的・効果という部分で2年目に入りましたチャレンジデーでございますが、本年度、特に草の根的な活動に重点を起きまして、2地区を中心に、また各企業・事業所の皆さんの取り組みに重点を置きまして啓発活動を展開して参りました。特に本年度は各自治会、280の自治会がありますが、これらの住民の皆様全戸にちらし、また当日の報告用紙等を配布し、自治会加入の全戸に協力要請をいたしました。
2点目と致しましては、実行委員会を開催し、昨年の反省を受け、今年の態勢、それといろいろと啓発活動・啓蒙活動の進捗状況、また当日の報告などを議題に実行委員会を開催いたしまして、今年は特に地域部会・広報部会という、1回目に取り組んだ課題を合体した中で、地域と広報を同じ舞台でもって再編成いたしまして目的化を図ってまいったというような部分であります。
3点目には、住民周知のちらしにつきましては新聞折り込みを行っていったわけでございますが、本年度は特に自治体組織を通じ協力要請を行いまして、新聞折り込みから、各世帯への直接配布という部分で態勢を整えていったわけであります。
あとここに挙げておりませんが、大学生の協力を得ながら、今年は大阪体育大学の学生さんの協力を受けまして、自治体への指導等も図っていったところであります。
目的と効果
5番目のチャレンジデーの目的と効果という部分でございますが、合併して初めて、市が市民の方々に一つの目的に向かっていっていただけたという、今日行ってきたイベントというチャレンジデー、この取り組みにつきまして、チャレンジデーは5月最終水曜日が当日になるわけでございますが、今後、甲賀市内では、恒常的に健康のためにも「効果検討の日」などと名前を付けるなどいたしまして、恒常的な「健康増進の日」を設けながら5月最終水曜日のチャレンジデーの日に臨んでいけばというような今後の方向性も若干ご説明をさせていただいております。
目的・効果
4. 今年2年目のチャレンジデー
(1)2006年 草の根的な活動に重点:区、自治会および各企業、事業所に取り組み依頼。
(2)実行委員会を4回開催し、昨年の反省、今年の体制、進捗状況、報告ルート等を議題に開催。今年は、地域部と広報部を合体し地域広報部として地域と一体になり進めようと部会を3部に変更。実行委員の皆さんの意見を聞きながら取り組んだ。
(3)昨年は周知を新聞折込等で行っていたものを区・自治会長を通じて協力依頼。
5. チャレンジデーの目的・効果
合併して初めて市が市民と一体となり取り組んだイベント『チャレンジデー』
5月最終水曜日がチャレンジデーということが、かなり浸透してきてあると感じられる。今後は、市民の健康のためにも『甲賀市元気な日』と名前をつけるなどして、より市民に5月最終水曜日にチャレンジデーの振興を図る。
一日を追って
今までいろいろと実行委員会の取り組みや目的・効果につきましてご説明を申し上げましたが、これより2006年の時やりました甲賀市のチャレンジデーの1日を写真を持って追っていきたいと思います。
これはチャレンジデーの実行委員会が開催いたしました当日、直前の実行委員会で、中央の議長が実行委員長ということで、実行委員の皆様に向けてアクションをかけたところであります。
この実行委員会には市長、助役、収入役、教育長の出席をいただきまして、住民の皆様、実行委員の皆様に「市が主体となって本気でやります」というような決意も兼ねて、実行委員会では出席をとられているところでございます。
この写真は、啓蒙・啓発活動の中で大型スーパーにご協力いただきまして、入り口付近でのちらしの配布、チャレンジデーの認知度を高めていきたいということで一緒にさせていただきました。これは本年度、大牟田市さんと対決するということで、事前に大牟田市長さんとわれわれの甲賀市長、中島市長がエール交換を行ったところであります。
これは当日の朝でございますが、チャレンジデー自体は午前0時から始まっているのですが、教育委員会の事務局の態勢として、朝8時30分に出陣式という、8時と書いておりますが、一応当日の対戦相手、大牟田市さんと「ともに頑張ろう」ということで、教育委員会事務局長が開始式で「頑張ろう」を三唱しているところであります。
これは事務局での集計センターの運営です。今年は昨年の安全を踏まえ、電話も倍の数、ファクスも倍にしまして、住民の皆様からの集計の態勢を整えたところであります。
この写真は、事務局の職員がゲリラ的に市内に出まして、子供たちを捕まえるということから、納得をしておりませんが、子供たちに、また大人の方々に呼びかけて、15分間一緒に運動をしてもらえと、広告をいただいた様子であります。
甲賀市内の消防団の団員というのは約1千人おりまして、この消防団組織の中でも体操を行っていただいている様子であります。
これは市内の幼稚園での活動であります。特にチャレンジデーの日におきましては、親子参加で呼び掛けを行いまして、幼稚園、保育園それぞれの園の中でチャレンジデーの参加協力を得ているところでございます。子供と大人が共に触れ合いも兼ねまして、健康づくりの運動遊びをしていただきました。
市内企業で呼びかけを行っていただきまして、大変多くの企業に参加をいただきました様子であります。これは昼休みにキャッチボールを行っていただいたものです。
これは庁舎前でございますが、車いすのレクダンスというのが今年もございまして、庁舎に来られた皆様方の1対1で車いすのレクダンスを体験していただきながら、15分間の運動をしていただいている。今のこの写真につきましては、大阪体育大学の学生さんも一緒にレクダンスに参加いただいているところであります。
これも幼稚園での保護者とのリズム体操を行っていただいているところでございます。
この右側に写っているのは教育長です。チャレンジデーの日には市長、助役、教育長はすべて、市内のいろんな参加いただいている団体、また公民館とかいろんな場所へ出向いて、共に参加をしていただいているところであります。
これは地域の公民館の新規運営です。そこの市長を迎えまして、共に活動を行っていただいているところでございます。
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