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実施形態
 では、「チャレンジデー2006」の実施形態分類です。主にこの六つに分けられるのではないかということで分けてみました。今回、市町村合併をメインテーマに取り上げておりますので、それに基づいてこの図を作ってみました。
 
チャレンジデー2006実施形態分類
 
 まず、市町村合併後の新しい体制により自治体主導で実施されたところは、沖縄県の南城市さんとか徳島県の阿波市さん、ほかもありますけれど、16%になっております。合併前の旧の体制で、自治体主導で行ったところが17%ございました。合併後の新体制で、なおかつ民間が主導で行ったところは、こちらの徳島県の三好市さん、1%なのですが、三好市さん一市でした。それから合併前の旧の体制で民間主導、スポーツクラブさんが主導でやられているところが10%ございました。あとは地域での参加で民間主導、学校区等でご参加いただいたところが17%。そしてこの平成の大合併で合併をせずに従来の体制で実施された、これが一番多いのですが、39%という結果になっております。
実施イベント
 続きまして、実施イベントについてご説明いたします。
 実施イベント、全国共通イベントというのを実施していただいた自治体・地域が17ございます。17の自治体・地域で、合計で588のチームが参加いたしました。その結果です。
 ダブルダッチ、ロープ・ジャンプX、ドリブル・リレー、鳥取県の北栄町さんが、ダブルダッチ、ドリブル・リレーは上位3位を全部独占されております。後ほど、表彰状それから副賞等お渡しいたしたいと思います。
 実施種目についてです。今回の報告書から見て、実施種目のベスト5ということで挙げさしていただきました。
 ゲートボール、ラジオ体操、グラウンドゴルフ、健康体操、ウオーキングというのが主流でございます。やはり平日ということで、大会等よりはこういうものが多く行われていました。特徴的な取り組みということで、過去あまりなかったのですけれども、ダンスパーティー、『シャル・ウィ・ダンス?』というわけではないのですが、ダンスパーティーを取り入れた自治体とか地域の方も増えてきております。またクリーン運動ですけども、要は歩きながらゴミを拾って「町をきれいにしよう」と、そういう取り組みも増えてきております。
過去の推移
 続きまして4つ目、過去5年間の推移をいろんな角度から見ていきたいと考えます。こちらは総務省の資料になります。2002年から2006年の4月1日までの市町村の数でございます。
 2002年4月1日には市町村3,218ございました。それが2002年の4月1日からの1年間で28減りまして、2003年の4月1日から1年間、ここで90減っております。2004年の4月1日から1年間で、705減少しております。2005年の4月1日から1年間で、575ということで、まさしく平成16年、17年度が平成の大合併のピークであったのかなというように考えます。
 
市町村数の推移グラフ(総務省資料)
 
 今のをグラフにしたものがこちらになります。当然、合併ですから、市の数は増えております。市の数がこの5年間で106増加しました。そのかわりとしまして、町が1,137減っております。村が365。全国でこの5年間で1,398の自治体がなくなっております。こちらの総務省の資料で、それを比較したものですので、後ほどご覧ください。
 では、チャレンジデーの実施自治体・地域さんの参加率とはどうなのかというのを比べてみたいと思います。ご覧いただいている資料は、2004年から2005年。2004年、97の自治体・地域の参加がありまして、そこから翌年度は20減っております。パーセントで言いますと、約20%減。先程の資料のほうで見ますと、その時に自治体の数が705減っておりまして、約23%の自治体の数が減っている。ですからチャレンジデー、ここの減少については、やはり市町村合併の流れに沿っていたのかなというように思われました。
 
参加自治体・地域数と参加率の推移
 
 続いて、カテゴリー別の参加自治体・地域の推移ということです。これをご覧になって、右側の端の青い部分、それからちょっと黄色い部分のところですけども、これが「カテゴリー4」以上のところになります。人口3万人以上というところです。
 2002年から2004年までは、大体14%台で推移していました。それが2005年、15.5%、2006年、20.4%で、こちらでも合併が反映されているというのが伺えると思います。
 続いて、参加自治体の総人口と総参加者数ということで、このグラフを見ていただきますと、2006年がここでポーンと上がっているのがお分かりになるかと思います。
 昨年までは「カテゴリー5」までの自治体の参加でした。今年2006年には「カテゴリー6」の自治体が初参加いたしました。2月1日付けの住民基本台帳の数字で、約48万人。兵庫県姫路市さんが参加いたしました。姫路市さんの場合は4月に合併をしておりまして、実施したときは53万人という規模で実施されております。
 従いまして、総人口でいきますと、200万人を突破したということになりました。ただし、平均参加率でいきますと、どうしても大きな自治体さんになると参加率が少なくなってしまうのはしょうがないのかなというところがございまして、平均参加率は昨年の56.7%から43.4%になっております。
 こちらはカテゴリーごとの参加率の推移を見ております。
 ピンクは「カテゴリー1」、ブルー、緑というのですか、「カテゴリー2」「カテゴリー3」「カテゴリー4」となっております。傾向ですけども、「カテゴリー1」につきましては、大体この5年間、横ばいという気がします。「カテゴリー2」でいきますと、2005年、2006年、参加数と参加率、共に減少しております。「カテゴリー3」ですと、参加率が減少傾向、「カテゴリー4」が若干減って、「カテゴリー5」が大幅に減となっております。
参考
 こちらは参考資料ですけれども、これは2001年の11月、共同通信社が、平成の大合併の前ですけども、全国の都道府県知事・市町村長・東京23区の区長・全首長の3,293名に対して、アンケートをとった結果です。「合併はなぜ必要か」ということで、これは複数回答OKということですのでこういう数字になっております。やはり行政基盤の強化、行政サービスの効率化というところが大きな部分を占めているのかなと感じられます。
 最後、5つ目としまして、近隣自治体等に対する参加の呼びかけにつきまして、先程藤本のほうからも申し上げましたけども、2007年には100カ所100万人を目指したいと思います。近隣の自治体、また姉妹都市、関係の自治体、そういうところで、そのほかチャレンジデーに関心・興味をもつ自治体等をご紹介いただければ、私どもがお邪魔しまして直接ご説明することも可能でございます。ぜひともそういう自治体のご紹介をいただければと考えております。
 簡単ですけれども、以上で「チャレンジデー2006」の実施報告とさせていただきます。
 
佐藤 ありがとうございました。以上が「チャレンジデー2006」の実施報告でございます。
 それでは、「2006」の実施自治体の中で、二つの自治体さんのほうから事例紹介ということで発表をしていただきたいと思います。
 まず初めですけれども、滋賀県甲賀市教育委員会生涯スポーツ課の安田課長から、事例報告ということでお願いしたいと思います。甲賀市さんは今回、福岡県大牟田市と対戦をされておりまして、参加率36.9%の銀メダルということで、対戦では勝者になっております。おめでとうございました。
 2004年、平成16年の10月1日に、甲賀町、甲南町、信楽町、土山町、水口町の五つの町が合併してできたのが甲賀市さんです。以前から信楽町として、2001年から2004年までチャレンジデーを実施されておりまして、「2005」のチャレンジデーから合併後新体制で実施し、2006年2回目の参加でございました。それでは、安田課長、よろしくお願いいたします。


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