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いちばん小さな海“タイドプール”
 海の中には、人の目には見えないほど小さいプランクトンから、体の長さ30メートル、重さが130トンもあるシロナガスクジラまで、ものすこくたくさんの生物がすんでいる。また、潮がひくと干がたとなってほしあがってしまうところにすんでいる生物もいれば、なんと1万メートルもの海底にすんでいる生物もいる。
 ひき潮のとき、磯の岩のあいだに海水がとりのこされた潮だまりをタイドプールとよぶが、海水といっしょに小さな魚たちもとり残されていて、よく観察してみるととてもおもしろい。ヒザぐらいの深さの海で、いろんな魚の子どもをみつけることができるので、みつけたら図鑑でしらべてみよう。魚だけでなく、ヤドカリやカニやウニなどもみつけられるが、カニもウニもたくさんの種類があることに気づくだろう。
 
 
君にも動かせる小型ヨット
 白い帆に、風をいっぱいはらんで、真っ青な海をどこまでもどこまでもすすんでいく。こんな夢をいだいたことのある人は、多いのではないだろうか。ヨットのなかには、1人で動かすことのできるデインギーから、大人が何人ものって動かす外洋クルーザーまでたくさんのクラスがある。大型クルーザーなどは、練習をつんだ大人でないと動かすのはむずかしいが、小型ヨットのひとつ、オプチミストデインギークラスだとちょっと教われば、小学生でも操縦することができ、ヨットのすばらしさを十分楽しむことができる。機会をみつけて海へのり出そう。
 ヨットの各部の呼び方は、どんな大型のヨットになっても同じなのでおぼえておこう。
 
ふねの各部分の名称
(1)ステム(ふねのいちばんまえ)
(2)バウ(ふねのまえのほう)
(3)センターボード(ふねのよこながれをふせぐいた)
(3)センターボード・ケース(センターボードが入る)
(4)ミジップ(ふねのまんなかのあたり)
(5)ガンネル又はデッキ・サイド
(6)コクピット(ひとののるところ)
(7)マスト・シート(マストをたてるところ)
(8)シート(ざせき)
(9)ティラー(かじをうごかすぼう)
(10)スターン(ふねのうしろのほう)
(11)トランサム(ふねのうしろのかじのついているいた)
(12)ラダー(かじ)


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