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楽しい海辺のキャンピング
 潮の香をむねいっぱいに吸い、波の音を聞きながら、空いっぱいの星をあおいで生活する海辺のキャンピングは、大自然にじかにふれることのできるすばらしい野外生活だ。
 しかし、ふだんの生活とちがって電気やガスのない生活をするのだから、みんなで協力しあうことはもちろんのこと、知恵を出しあっていろんな工夫をし、どうすれば楽しい自分たちの生活ができるかを考えてみよう。
 残念なことにキャンプを禁止している場所もあるので、よくしらべてからキャンプ地を選ぶようにしよう。
 
 
岩を利用してカマドをつくる
 海辺でキャンプするときのカマドは、ちょうどよい岩の間を利用するか、石を積み上げてつくるのがいちばんいい。積み上げた石がぐらぐらするときは、すき間に小石をつめて安定させる。
 たき口は風上側にくるようにし、火の炎が飯ごうや、なべの底をつつむような高さにする。
 
■石を反射板として
 
■石を積んで
 
■岩のあいだを利用して
 
■石を掘り起こして
 
思い出に残るキャンプファイヤー
 点火したあとでは、よく燃えないからといって、ガソリンや灯油をかけると非常に危険なので絶対にしてはいけない。
 
■井げた型
 
■ダイヤモンド型
 
インディアン型
 
 
 キャンプ生活やキャンプファイヤーをしたあとは、どうしても汚れがちになるものだ。まわりの人や、あとで来る人たちにめいわくにならないよう十分に気をつけ、海や海岸の自然環境を守り美しく保つように心がけよう。


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