家族への支援
親のジレンマ
1. こどもに対し治療的に関与することが要求される
→育てる力を強化する
2. こどもに障害があることによって苦悩する
→癒し・慰め・励ましの場を保障する
自閉症の人は、学んだことを般化させるのが難しい
でも、親は学んだことを般化できる!
早期介入の「両輪」
■こどもへの支援=早期療育(一部に薬物療法)
あそび 身辺処理 集団行動 コミュニケーション 認知学習 等
■親への支援=育児への助言とメンタル・ヘルス
育児相談 学習会 講演会 カウンセリング(カウンセラー、ピア) メンタリング
家族支援のねらいと方法
1. 養育スキルの向上
勉強会
療育の参観 など
2. メンタルヘルスの維持
カウンセリング(医師、療育者による)
ピア・カウンセリング(親同士)
メンタリング(先輩の親による) など
ピア・カウンセリング/メンタリング
仲間や先輩は、存在そのものが癒し・慰め・励まし
さらに、養育スキルの指導的役割も
実体験にもとづく言葉は重みが違う!
親のグループワークを中心に据えた自閉症の早期介入プログラム
■英国自閉症協会:Early Birdプログラム
■スコットランド自閉症センター(SCA)
■モナシュ大学(ACT-NOW)
親にしかできないこと
■適切な生活や学習の場を整備すること
■家庭生活における社会性とマナーの指導
■余暇活動と家事の分担の指導
親が行うと逆効果になりがちなこと
子どもが苦手な課題を親が直接教えること
⇒とくに、言葉・認知課題や教科学習などは逆効果になりやすいので注意!
親の背中を見て子は育つ
親は、最も身近で影響力の大きい生きた手本
子どもに身に付けてほしいライフスタイルを、親が実践すること
・・・少なくとも子どもの前ではネ(~_~;)
家族を中核に据えた支援体制づくり
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