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海岸を歩こう
 海岸には様々な生物が暮らしています。砂浜を散歩していて貝殻やカニの巣穴を見かけることもあります。しかし、たいていの生物は人目に触れない砂の中などに潜んでいます。意識して探さないとそれらの生物を見つけることはできません。
 海に出かける機会も多くなる季節です。生き物探しに挑戦してみて下さい。
 何も居ないと思っていた所でもいろいろな生物が発見できるはずです。同じように見える海岸でも近くに川があったり海底に岩礁があったり、周りの環境によって観察できる生物に違いがありますよ。
 
干潮の時間を調べよう
 海は毎日、満潮と干潮を2度繰り返します。水位は常に変化しているのです。潮時表を見てみましょう。釣具屋さんやインターネットで入手できます。
 自然観察には干潮の2〜3時間前から出かけるのが最適。干潮時間が最も潮が引くので、比較的安全に活動できます。特に「大潮」の日は、水位の変化が大きく、いつもより沖の方まで浅瀬になります。潮が引くほど多くの生物が探せます。
 
気をつけて行動しよう
 海は、怖いところでもあります。波にさらわれては大変。充分注意して行動しましょう。
 
 ナミノコ貝、フジノハナ貝、スナホリガニ、キンセンガニなどは、波が引くこの辺り(点線の付近)に潜んでいます。


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