アカウミガメの歩き方
ウミガメは種によって歩き方にも違いがあります。アオウミガメは左右の足を平泳ぎの様に同時に動かすため、足跡も左右対称です。アカウミガメはクロールの様に左右の足を交互に出して進むため足跡は互い違いになります。
アカウミガメの産卵
北太平洋では、日本が主な産卵地。夜の砂浜に上陸し産卵する。
産卵期は地域によりやや異なり、遠州灘では5月中旬〜8月下旬。1頭の母ガメが1シーズンに2〜5回産卵。約1年おきに産卵すると考えられている。
地表から最大60cmほどの穴を主に後足で掘り、1回に平均110個(最大190個ほど)産卵。卵は直径4cm前後、35〜40gほど。
産卵後約2ヶ月(45〜90日ほど、地温が暖かいほど短期間)でふ化。子ガメは数日で地上近くまでよじ登り、夕方以降の暗い時間帯に這い出して海へ向かう。【 関連10ページ】
産卵中のアカウミガメ:前足で砂をかき分けボディーピットと呼ばれる窪みを作る。その中に身体を納め後足で巣穴を掘る。
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産み落とされる卵:巣穴の深さは、砂の表面から約50〜60cm。平均110個ほどの卵を一度に産む。卵の殻は柔らかく、ぶつかり合っても割れない。
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巣穴の埋め戻し:産卵を終えると再び後足で穴を埋めていく。
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海へ向かう母ガメ:後足で埋めた巣の周りを前足も使って砂で覆い被す。一連の産卵作業を終えると海へ帰って行く。
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砂から這い出す子ガメ:卵は約2ヶ月でふ化。夕暮れになると子ガメたちは砂の中から這い出し海へ向かう。
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