(概要)
1 考え方
『みえ次世代育成応援ネットワーク』は、子ども・子育て家庭をささえたいという気持ちを持った方々の集まりで、お互いに知恵を出し合い、それぞれできることを持ち寄り、パートナーとして自由に連携したり補い合うための出会いの場です。次代を担う三重の子どもたちが健やかに育まれ、家族やささえる人たちも育む喜びを感じることができ、子どもを産み育てることに夢や希望の持てる「ささえあい」の地域社会の実現を目指します。
2 発足の経緯
平成17年4月に施行された「次世代育成支援対策推進法」では、企業にも仕事と子育ての両立支援の取り組みが求められる等、地域社会全体で子ども・子育て家庭をささえていくことが求められました。このような状況で県の呼びかけに応じて、平成17年秋から県内の各経済団体を中心に語し合いを続けた結果、各経済団体等を発起人として、企業が地域の団体などとともに、次世代育成支援に主体的に参画する『みえ次世代育成応援ネットワーク』が平成18年6月20日に発足しました。
《ネットワーク発起人》
三重県商工会議所連合会、三重県商工会連合会、三重県中小企業団体中央会、三重県経営者協会、三重県中小企業家同友会、H17年度三重県「ささえあいくらぶモデル事業実施団体」(NPOや子育てサークルなど)
3 ネットワークの取り組み
ネットワークでは、当面3つの応援を行います。
(1)メッセージ応援(情報発信)
それぞれの企業や団体等の取り組みや活動内容を、ネットワークのホームページ「みえ次世代ネット」で紹介していきます。
(2)この指とまれ応援(企業提案)
ネットワークで企業や提案に賛同者を募って実施します。
(3)出会いの広場応援(マッチング)
それぞれの取り組みや活動のパートナーを募ります。
4 組織及び県の役割
代表 三重県工会議所連合会 会長 田村憲司 氏
運営委員←ネットワーク会員(企業・団体等)
運営委員長 三重県中小企業家同友会 副代表理事 前田光久 氏
(事務局)三重県健康福祉部こども家庭室
5 これまで行った主な活動
「おとうさん・おかあさんの職場を見に行こう」→H18年7〜8月
「BABY in MEキャンペーン(缶バッジを用いたマタニティマークの普及による妊婦期の母親支援運動)」→三重県産婦人科医会により実施中
「企業家と学生が語る会」→三重中京短大・高田短大で開催
「子育て応援わくわくフェスタ」→H19年1月開催
「企業と子育て団体とのコラボレーション」→パートナーさがしを随時実施中
6 会員数
平成19年2月末現在 127企業・360団体
(少子化社会への対応)
ネットワークの活動を通して、子ども・子育て家庭に対するささえあいの輪を広げ、子どもを生み育てることについての意識や素晴らしさを社会全体で共有し、そこに価値を見出す気運づくりを進めた。
(問題点)
少子化問題の根本的な対策として、子育て世帯への経済的な支援が必要不可欠であり、国レベルの対応が待たれる。