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競艇沿革史

 事業名 組織運営と事業開発に関する調査研究
 団体名 日本財団(The Nippon Foundation  


六 発展の経過
 昭和三十六年二月公営競技の存廃と制度検討のため、内閣の諮問機関として公営競技調査会が設置され、調査会は諮問に対し検討を加えた結果、公営競技はその運営において社会的に好ましくない現象を惹起することが少なくないため、多くの批判を受けているが、その反面関連産業の助長、社会福祉事業、地方団体の財政維持および大衆娯楽として果たしている役割も重要であるため、今後の措置として代り財源、関係者の失業対策等を供与せずに公営競技を全廃することは、その影響が甚大であるため、これ以上奨励しないことを基本として、モーターボート競走の公正円滑な実施を確保するため、同年七月二十五日十三項目の付帯条件を付して存続の答申が行なわれた。ついで昭和三十七年四月には競走法の改正が行なわれ従来の時限法が恒久法に改正された。
 以来関係者は一体となって積極的な運営を続け、一般大衆の健全娯楽場として、ファンに親しまれる競走場として公正なレースの運営につとめた結果、売上げは急上昇を続けてきたのである。
 また、公営競技調査会の答申に示す施行者の責任体制の確立をはかるため、競走運営の改善について、昭和三十六年七月以降数度にわたり施設会社と協議を重ね、この改善を行ない翌昭和三十七年二月には競走場賃貸借契約の更改を行なうことができた。
 その後施設会社は、公営競技施設改善調査委員会の勧告にもとづいて施設の全面的改善に着手し場内施設を改善し駐車場の整備を行ない、ファンサービスの向上に努力した結果売上げは更に上昇を示してきたのである。
 また、昭和三十八年九月五日から六日間全国の水の精鋭を集めて開催された第九回全国地区対抗競走は、六日間の全レースにおいてスタート事故皆無と驚異的な実績をおさめ、総売上げ一億四、七七七万九、五〇〇円と開設以来の最高記録を樹立した。特に第四日目には入場者四、四七八人、売上げ三、一〇四万五〇〇円とこれまでの記録をすべて更新することができた。この地区対抗競走の実施によって、その後に開催した施設改善記念特別競走は更に成功し、今日躍進の礎石となったのである。
 
第9回全国地区対抗競走の開会式
 
七 現在の状況
 施設会社の意欲的な施設の改善計画によって場内施設は全面的に改築され、昭和四十二年十月には全階無料椅子席二、七〇〇を誇るメインスタンドも完成し、現在第一スタンドの工事に着工中であり、のこる木造建物も近代施設に改善される計画である。また場内無料駐車場については当競走場の一大魅力としてファンに親しまれている。
 舟券売上げの状況については別表に示すところであるが隣接類似競技の競合等悪条件の中にあって、昭和四十二年度の実績は、九九億一、五〇一万八、五〇〇円、一日平均六、八八五万四、二九五円に達し前年度を五〇・七パーセントも上まわる成果をおさめ、伸張率においては全国競走場のうち第二位であり、売上げ順位は第六位であった。一日売上の記録については、昭和四十二年六月十一日待望の一億円以上を突破し、その後も数回この大台を記録し、翌昭和四十三年三月十七日には、一億三、七一二万三、〇〇〇円と前回の記録を更新することができた。
 場内一、五〇〇台を収容可能な無料駐車場も近年オーナードライバーの増加によって狭あいとなり、路上駐車等により地元住民から苦情が続出し、この対策について苦慮しており駐車場の増設以外に方法がない状態である。
 現在競艇場周辺地域は住宅地として新築家屋が増加しているが、一部には農地も見受けられ、これを駐車場として確保することが急務であり施設会社と協議のうえ、施行者も駐車場を確保することを認め、昭和四十一年度には隣接地に三、六八四平方メートルの用地買収に成功した。しかしこの程度の駐車場では焼け石に水の状態であり、他の用地を購入すべく目下努力中である。なお今後駐車場の増設が売上げ増進の大きなカギになるものと思われる。
 
駐車場はいつも車がいっぱい
 
 東京都下の町村は急激な人口増により新市が誕生し、都下十市で組織する一部事務組合(八王子市、調布市、町田市、武蔵野市、昭島市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市)は財政事情の関係で競艇事業の実施を申請中であったが、昭和四十一年三月七日自治省告示第十五号により認可を得て施行権を獲得し、同年六月三十日から江戸川競艇を開催していたが、その後東京都の行政指導により、組合を二分し、東京都四市競艇事業組合(小平市、日野市、東村山市、国分寺市)は、昭和四十二年四月七日認可を得て当多摩川競艇を開催することになり、その第一回開催を同年六月二十九日から二日間開催した。運営方法については、東京都が江戸川競艇において実施している東京都六市競艇事業組合の運営方法に準じて、地方自治法その他の条項に基づき諸契約の締結を行ない業務を実施している。なお昭和四十二年度においては年間二十日間開催した。
八 むすび
 多摩川競艇が昭和二十九年六月九日武蔵野の一角、多摩川堤外に呱々の声をあげてから本年をもって満十四年をむかえ、この間草創期における幾多の苦難を克服して、いばらの道をひらき風と雨にうたれ今日の盛運をむかえることができたのは、監督官庁である運輸省をはじめ、全国モーターボート競走会連合会のご指導と、更に東京都モーターボート競走会、西武建設株式会社等関係者の絶大なるご協力の賜ものであり、またファン各位の暖かいご声援によるものである。
 また開設当初からこの事業にたずさわった歴代の理事者をはじめ市議会議員各位ならびにその他関係者に対してこの偉業をたたえ、深く感謝の念を捧げ、今後本事業がますます発展し、国家目的達成と地方財政の改善により地域住民の福祉向上に寄与することを祈るものである。
九 収益部門担当課の沿革
昭和二十八年八月一日 事業課新設
昭和三十年十二月二十八日 事業課を廃し事業係に変更会計課に編入
昭和三十四年十月二十日 事業係を会計課から分離し、財務課に編入
昭和三十六年十月二十七日 事業係を財務課から分離し事業課新設。
昭和三十八年十月一日 部制を実施、総務部に事業課を配し、庶務係、業務係を新設。
昭和四十一年十月一日 公営競技事業部新設、総務部から事業課分離。
昭和四十二年十二月一日 庶務係を管理係に変更。
 
収益金の使途状況調
東京都青梅市 (単位:千円)
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年度別多摩川競艇
(拡大画面:60KB)


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