「今」と「お金」と　「損得（そんとく）」で

評価するゆえ　なんでふるさと

　

「なんで」「どうして」　「馬鹿なこと」

これは結果　読めぬためなり

　

「立派なこと」に　変えるには

「苦心」「工夫」に　「運」と「理解者（りかいしゃ）」

　

言うな思うな　する前に

無理と思えば　無理に至れり（いたれり）

　

問われた（とわれた）ならば　その返事（へんじ）

「出来るまでは　やめぬ」それだけ

　

失敗恐れ　なんとする

失敗の芽（め）　摘む（つむ）時間あり

　

人の目気にし　守りへと

入るそれゆえ　他人（ひと）知らぬ間に

　

可能にするは　「智恵」「時間」

「気力」「体力」　「失敗の数」

　

終らせたいの　計画は

世情（せじょう）、家族で　十年加算（かさん）を

　

方法二つ　あるならば

楽な道捨て（すて）　骨折れる道

　

起きてはうつつ　幻（まぼろし）の

初め三年　それが全てで

　

始めしことで　無きゆえに

世間（せけん）恨む（うらむ）なただ黙々（もくもく）と

　

仲間も居れば　成功の

見通し立てば　させてもらえぬ

　

己（おの）が力で　やってみせ

成功せねば　誰が真似る（まねる）か

　

「地位」も無ければ　「才」も無し

我にあるのは　「努力」「歳月」

　

急く（せく）な急ぐ（いそぐ）な　慌てる（あわてる）な

見える答えも　見えにくくなる

　

三年間は　同じこと

ただ繰り（くり）返し　磨け五感を

　

三年間は　振りむくな

眠る（ねむる）以外は　いつもそれだけ

　

「効率（こうりつ）」は無く　「近道（ちかみち）」も

「時間短縮（たんしゅく）」　脇（わき）に前進

　

一歩無理なら　半歩でも

足一つ分　指の幅でも

　

想い（おもい）は一つ　あとは無し

神よ仏よ　「怪我」と「病気」を

　

後（うしろ）を見るな　上見るな

脇（わき）を固めて（かためて）　一歩まず前

　

立ち止まるほど　時間無し

一歩無理なら　たとえ半歩を

　

手段（しゅだん）あるかと　問う（とう）ならば

「苦心（くしん）」「工夫（くふう）」と他人（ひと）に「情け（なさけ）」を

　

有るか無しかは　失敗と

歳月重ね　その後（あと）で知る

　

なにがなんでも　軌道（きどう）には

乗せぬことには　やめる自由も

　

どうしようかと　迷うたら

疲れて（つかれて）眠る　そこまで身体（からだ）を

　

引かば押せが　極意（ごくい）なり

「反対」「諦め（あきらめ）」　押し返すのみ

　

好きで三年　面白て（おもしろて）

五年過ぎれば　世間「馬鹿だ」と

　

それで本物　いざ行かん

使命感（しめいかん）にて　更に前進

　

興味（きょうみ）失せたる（うせたる）　者は去る

残るは何か　見つけたる者

　

恐れることは　無けれども

馴れ（なれ）てしまうと　心までもが

　

大き過ぎると　周辺が

見えにくくなり　手段（しゅだん）誤る（あやまる）

　

敵（てき）が先（さき）にか　我（われ）先か

胸突き（むなつき）八丁（はっちょう）　誰も苦しい（くるしい）

　

味方も無くて　我（われ）ひとり

「続けようかな」　「もうやめようか」

　

忘れ去られし　その間（かん）が

己（おの）が力を　発揮（はっき）する時

　

「経験」が生む　その智恵が

手段技術に　新しき芽を

　

振り切る（ふりきる）後（あと）に　孤独（こどく）待つ

その十年が　これ正念場（しょうねんば）

　

身内（みうち）言うのは　損得（そんとく）で

世間は秘か（ひそか）に　あれは偉いと

　

始めしことの　幕引きは

他人（ひと）にはさせぬ　それで力が

　

美しいと　思うもの

演じる（えんじる）人の　耐えた分だけ

　

身内（みうち）やめろと　四面楚歌（しめんそか）

孤軍奮闘（こぐんふんとう）　末に援軍（えんぐん）

　

結果を出して　それならば

世間が力　では貸そうかと

　

ゆすれば動く　この日本

力はいずこ　「世論（よろん）」「大衆（たいしゅう）」

　

町に十年　県五年

日本列島　あとはいつでも