ブンブン・クロクロ・ゴーゴーゴーの「からだをつかって あ・そ・ぼ!」洛西
<ワーク内容>
(1)座って体ならし
全員で円になって座る。床が冷たいのでマットを敷いて。Mさんも、本人の意志で車いすから降りてみんなと一緒に。
・摩擦ウォームアップ
手のひらをこすりあわせる。→てのひらをほっぺたに。→顔マッサージ
手のひらをこすりあわせる。→おなかに手を置く。→ぐるぐる渦巻きを描く
手の甲や腕も摩擦。足も。
再び手のひらをこすりあわせる。→隣の人の背中に手のひらを置く(自分も置かれている)あったかさを感じる→「しゃっ、しゃっ」と背中を払うように摩擦。反対の隣も同様。
・自己紹介
今回は全員テープで名前を貼っていた。1人が自分の名前を言ったあと、全員でその人の名前を呼ぶ。
・座ったまま、隣の人と手をつないで
「ぎゅっ、ぎゅっ」と握る。
その手をぶらぶらとゆする。
もっと大きく揺れる。手をつないだまま揺れた勢いで背中が床に付いて寝てしまうところまで。→その姿勢で両足を天井の方へ上げて「ぶらぶら〜」→手をつないだままで起きあがってくる。
・両手と呼吸
両手をグーで体の近く。そこから、パーで前に腕を伸ばしながら息を吐く。
パーのときに上に伸ばすのもやってみる。
※やっている途中で気付いたけれど、もっとたっぷりゆっくりやったほうがよかった。参加者の動きやペースを見ていて、自分がゆっくりとやっているつもりでもまだ早いな、と感じた。
(2)立って円になって
この部分も、Mさんはヘルパーに支えられながら車いすなしの状態で参加。
・つないだ手を軽くひっばりながらゆれる。
・手をつないだまま、片足をあげる。上げた足をぶらぶら。反対の足も。
・つながったまま、一本になり移動。はじめは、ナビゲーターが先頭。そのあと、希望者が先頭になる。または先頭だった人が次の先頭を指名する。
※先頭にみんながつながってついて行くだけでもはじめはいいけれど、どうしてもすぐに円運動になってしまうし、おもしろさが出にくかった。先頭の人が体の高さや歩き方に変化をつけて、それをみんなで真似したり、先頭の人本人が意識していなくてもナビがその人の動きの特徴を捉えて、みんなに伝えるようにしてみるといいかも。(途中で五島さんがちょっと言ってくれたように。)そうするとその後、つないでる手を離して列も関係なく、リーダーの動きを真似ながら動く、というように発展していけるのでは・・・と思う。
※Mさんは、みんなとつながって同じような速さで歩くのはできないけれど、支えられながら歩き、それはいつもにはないくらいの歩数だったらしい。でも、途中からはマットの上に座って見ていた。今振り返ると、やっぱりさっき書いたように途中からは手を離して列をほどき、各自のペースで動けるようにすればよかった。彼女なりの参加の仕方でもっと楽しめたはず。もちろん、他の人たちにとっても。反省!
・おしくらまんじゅう
Mさんがマットに座っていたこともあり、みんなも座って背中合わせで円になり、おしくらまんじゅう。人数が多かったため、円になれずにはみ出す感じになってしまった人もいて、少し消化不良のおしくらまんじゅうだった・・・。
二人組でやったり、二グループでやってみるとよかったかも。
〈休憩〉
(3)空間をランダムに歩く
・出会った人と握手
・出会った人とまわる。片手でも、両手でも、1人が回っても、2人が回っても、まわり方は自由。
・後ろ向きに歩く・大股で歩く
・大きく伸び→しぼんで小さくなる。何度もくりかえして。自由に移動しながら。
(4)手と手ダンス
・二人組で向かい合って、リーダーが出したてのひらに、もう1人が合わせに行く。→役割交代
・同じことだけれど、リーダーがもっと遠くに手を出したり、両手を出したり、出した手をそのままゆっくり動かしたり(くっつけたままついて行く)そのまま空間を移動したり、とバリエーションを加える。→役割交代
・二組に分けて、お互いのダンスを見合う。手と手でできることは何でもやってみて。途中、合わせてた手をつないで何かしてもいいし。ダンスの途中でリーダーの役割を交代する。
※もっとシンプルなことからやるべきだった。終了後、五島さんに言ってもらったように、まずは二人で手をしっかりと合わせる、ということから。一気に発展させすぎた。こんなこともできるよ、というのをいろいろ示しておいたら、動きやすいかな、と思ったけれど、いろいろ言い過ぎて、混乱させたかもしれない。手を合わせてゆっくり動くだけでも、じゅうぶん、ダンスが生まれるはず・・・。
※半分に分けて、見る側になった人たちは、ものすごく真剣に見ていたのには驚き。Tさんは、自分がやってる時でさえも、他の人の動きの方が気になって仕方ない様子だった。
(5)クールダウン
・全員仰向けで寝ころぶ。五島さんと分藤で、参加者の足をゆらゆら。手をぶらぶら。順番に1人ずつやっていく。
・深呼吸
(6)感想を聞く
〈感想〉
●分藤:いつも、たっぷりやろうと誓ってはじめるのにいつのまにか焦っていたようです。時間の配分もあまりうまくなかった。あれこれいろんなことをやったのに、最後、意外と時間が余り気味になっていました。それぞれのことをじっくりできていないからだと思います。そして、ナビしていると、見ているつもりでも参加者のことがちゃんと見えていなかったことに気付きます。反省と試行錯誤を繰り返すことで、少しずつ前進して行けたらいいのですが。
音楽について。今回は、このワークのときにこの音を使って、と今まで以上に用意してきたのだけれど、結局かえって音がじゃましてしまう場面が多かったです。楽しい雰囲気になるように、と流した物が強すぎたり無意味に流しっぱなしになってしまっていたのが良くなかったのだと思います。音に関しては、もうちょっと探してみようと思います。
手と手ダンスは、今回のやり方は上に書いたように反省満載ですが、段階をふみながら丁寧に深めていくと、おもしろくなりそうだと思いました。実際、発表しあったときにKさんやWさんは、独自の動きをやっていておもしろかったし。また、やってみたいです。
●サポーター井野さん
今日は参加出来、良い時を持てました。
・ナビの動きは良かったです。自然な動きを引き出せていました。参加した人がそれぞれにその人らしくいたな!と思いました。また、動きも分藤さんが色々なWSを経験していてその色々な所を今回の中に感じました。
・ヘルパーさんの参加も自然に導入していて、良いと思いました。井野は車椅子の参加者(名前忘れ)のヘルパーさんが母親かと思い「おかあさん」と呼びかけてしまいました。ヘルパーさんだったそうです、・・・つまり、ヘルパーさんの利用普及率はすごいんだな!と思った訳です。
・場所は乙訓地区には良い所だと思いました。卒業した保育園なんて良いですね。しかも皆ヘルパーさんと来れるのですもの。
井野は今日はうれしいWSでした。
●(ごしま)
最後に床に寝る時に、マットの上でやればよかったという人がいた。冷たいので。
準備体操のときの音楽(バックの)が気になってる人がいた。
大体の流れは良かったと思う。
すこし、焦りすぎと思うところもあった。ナビは自分の呼吸が大事だと痛感する。
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