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海上テロ事例(船舶奪取型)
○アキレ・ラウロ号乗っ取り事件
・1985年10月、イタリアのラウロライン社のクルーズ客船アキレ・ラウロ号が地中海クルーズ中にパレスチナ解放戦線の4人に乗っ取られる。
・乗客乗員約400人が人質に取られ、ひきかえにイスラエルに拘留中の50人のパレスチナ政治犯の釈放を要求、69才のアメリカ人男性乗客を殺害して車いすごと海に投げ落とした。
・2日後、犯人は乗客を解放し、エジプト航空のボーイング737で逃亡したが、アメリカ海軍の戦闘機がシチリア島に強制着陸させて全員逮捕された。
・黒幕のPLFメンバー、アブ・アッバスは2003年4月、イラクのバクダッドでアメリカ特殊部隊に拘束された。
 
事件経過等
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海上テロ事例(船舶攻撃型(不審物))
○フィリピンスーパーフェリー14爆破事件
・平成16年2月27日午前0時頃、スーパーフェリー14は乗員153名、乗客726名を乗せ、マニラからネグロス島向け出港
・出港後約1時間後、マニラ湾出口付近を航行中、船内に持ち込まれた中古テレビが爆発を起こしフェリーが炎上
・乗員乗客63名が死亡、53名が行方不明、数百人負傷
・事件発生後、テロ組織「アブサヤフ」が犯行声明
・実行犯2名を拘束、4名を指名手配
 
発生位置図
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