日本財団 図書館


◆環境を活かす(いかす)取り組み
港湾(こうわん)空間への新エネルギーの導入(どうにゅう)
 
酒田北港地区の風力発電
(山形県庄内総合支庁)
 
防砂林から生じる間伐材や建設廃材(けんせつはいざい)などの再利用も研究しています。
(国土交通省 東北地方整備局)
 
 酒田港は、1年を通じ平均風速6.0m/秒の風(地上高20m)が北西から西北西を中心に吹き、風力発電に適して(てきして)いる風資源を有して(ゆうして)いることが確認されています。酒田北港地区に5基、隣接(りんせつ)する宮海(みやうみ)海岸に3基、大浜地区に1基、合計9基の風力発電施設(しせつ)が稼動(かどう)しており、環境に優しい新エネルギーを積極的(せっきょくてき)に活用する取り組みを行っています。さらに、防砂林(ぼうさりん)から生じる間伐材(かんばつざい)などを利用して新エネルギーを生み出すバイオマスエネルギー研究にも力を入れています。
 
不要(ふよう)になったものを再生(さいせい)させる働きも持つ、リサイクルポートに指定
 酒田港には広い工場用地があるうえ、トラックターミナルや岸壁(がんぺき)が近く、広い地域から不要になったものを運びやすいなどの理由から、日本海側の東北地区で唯一(ゆいいつ)リサイクルポート指定港に選ばれました。現在、北港地区では廃(はい)自動車・古紙・パチンコ台・廃プラスチック・下水道汚泥(げすいどうおでい)などのリサイクルを行う企業が進出し、環境にやさしい港づくりが始まっています。
 
(山形県庄内総合支庁・酒田市商工観光部)
 
港とくらし
●港は「産業」で人々のくらしを支える
 港の近くには工場が集まり、くらしに必要な製品(せいひん)を作っています。これからは環境を考え、廃棄物(はいきぶつ)を再利用した製品も作られるようになっていきます。
 


前ページ 目次へ 次ページ





日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION