Q1 初めて外国へ行ったのはいつですか?
A 帆船「あこがれ」が初めて外国へ行ったのは1994年(平成6年)4月。目的地は中国・上海(しゃんはい)。「平成(へいせい)の遣唐使船(けんとうしせん)」として親善航海(しんぜんこうかい)しました。
Q2 大きさはどの位ですか? 各部の名称(めいしょう)を教えて(おしえて)ください
A 帆船「あこがれ」は帆(ほ)を張る(はる)マストを3本持ち、フォアマストに横帆(おうはん)のトップスルがあるのでトップスルスクーナーと呼ばれます。バウスプリットにはマストを支えるワイヤーが取り付けられ、アンカーは船を停泊(ていはく)させる時海底へ沈めて(しずめて)船を固定(こてい)するために使います。
Q3 どの位の速さ(はやさ)で走るの? どうやって進むの?
A 帆船「あこがれ」のエンジンを使用しての航海速力(こうかいそくりょく)は8.5ノット。1時間に8.5海里(かいり)進むことができます。帆船は帆に風を受けて進みます。何枚もの帆の向きを変えたり、張ったり、たたんだりすることで、風の受け方を調整(ちょうせい)し行きたい方向に進みます。
※1ノットとは1海里(1,852メートル)を1時間で航行できる速度
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Q4 何人乗りですか?どこで寝るのですか?
A 帆船「あこがれ」は11名の乗組員(のりくみいん)が動かしています。乗組員はセコンドデッキにある、クルーキャビンで寝起き(ねおき)します。セイル・トレーニングを受ける訓練(くんれん)生は40名まで寝泊まり(ねとまり)することができます。
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Q5 帆船「あこがれ」で働く人はどんな仕事をするんですか?
A 帆船「あこがれ」の最高責任者(せきにんしゃ)は船長で、そのほかに甲板部(こうはんぶ)、機関部(きかんぶ)、無線部(むせんぶ)、事務部に分かれて仕事をする乗組員がいます。みな、船長の指示にしたがって、安全な航海ができるように働きます。
航海士(こうかいし):海図に帆船「あこがれ」の現在位置を記入(きにゅう)し、船長が決めた目的地までの正しい航路(こうろ)を航海(こうかい)しているかチェックします。
機関士(きかんし):エンジンの操作(そうさ)や点検(てんけん)を担当(たんとう)します。
通信士(つうしんし):無線(むせん)で陸上(りくじょう)やほかの船との交信(こうしん)、最新の気象(きしょう)情報を入手(にゅうしゅ)します。
司厨長(しちゅうちょう):乗組員や訓練生(くんれんせい)の食事づくりを担当します。
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