『帆船「あこがれ」の紹介(しょうかい)』の巻(まき)
帆船(はんせん)「あこがれ」は日本で唯一(ゆいいつ)の「市民のための帆船(はんせん)」
帆船「あこがれ」は、海の文化や自然のことを広く市民の人たちに知ってもらおうと、1993年全国の自治体(じちたい)としては初めて、大阪市が造った練習帆船です。
帆船(はんせん)『あこがれ』の仕事
帆船「あこがれ」は、大阪港ばかりでなく日本各地の港で、地元のみなさんにセイル・トレーニングを体験(たいけん)してもらったり、世界各国の人たちとの交流のおてつだいをしています。
●セイル・トレーニング・プログラム
帆船による体験教育
マスト登り
目的地まで帆船を運航(うんこう)するために必要なことを体験しながら、帆船や海の知識(ちしき)を学ぶほか、チームワークやチャレンジ精神を養い(やしない)ます。
これまでのトレーニング回数
・学校対象体験学習 77回 参加者数 3,157人
・一般対象 446回 参加者数 15,647人
・セイルドリル/船内公開 151回 参加者数 179,158人
※2005年3月末日現在
●国際親善航海(こくさいしんぜんこうかい)
世界のみんなと友達になろう!
セイルボストン2000
レース表彰式
世界各国から大型(おおがた)帆船が集まるイベントに参加したり外国の港を訪問(ほうもん)することによって、大阪や日本への理解(りかい)を深めてもらう国際親善活動(こくさいしんぜんかつどう)も大切な仕事です。
これまでの海外航海(こうかい)回数
・6回(合計16か国 23港へ寄港)
※2005年3月末日現在
セイル・トレーニング・プログラム
(学校対象(たいしょう)体験(たいけん)学習コース)
プログラムでは船内探検(せんないたんけん)を始め、展帆(てんぱん)(セイルを広げること)作業(さぎょう)、簡単なロープワーク、滑車(かっしゃ)遊びなど初歩的(しょほてき)なセイル・トレーニングを体験(たいけん)します。
体験(たいけん)メニュー
乗船式(じょうせんしき)
ロープをかける
ロープワーク
いろいろな結び(むすび)方を学ぶ
ロープワークは帆船の基本(きほん)
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展帆作業(てんぱんさぎょう)
バウスプリット巡り(めぐり)
滑車(かっしゃ)遊び
滑車(かっしゃ)にロープを通して(とおして)、船上つな引きで遊ぼう!
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上記写真はいずれも2004年度セイル・トレーニング風景
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天候(てんこう)が良ければ、プログラム中に約4時間の航海(こうかい)を行います。エンジンを止めて、展帆作業(てんぱんさぎょう)で広げたセイルだけで海上を走る「帆走(はんそう)」体験がメインイベント。みんなの気持ちが一つになる瞬間(しゅんかん)です。
船内(せんない)では必ず(かならず)守ろう!
(1)走り回ったり、ふざけたりしないこと
(2)集合(しゅうごう)時間の5分前には集まること
(3)号令(ごうれい)は大きな声でだすこと
(4)ゴミは分別(ぶんべつ)すること
(5)クルーやボランティア・スタッフの指示(しじ)に従う(したがう)こと
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