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添付資料
改善内容 授産移行への取り組み
〜ピアサポートからの更なる向上〜
No.
10
 
利用者年齢分布
《知的デイ:男性7名、女性10名 計17名》
 
性別 10代 20代 30代 40代 50代 60代
男性 1 3 2 1 0 0
女性 0 5 2 2 0 1
1 8 4 3 0 1
 
性別 区分1 区分2 区分3
男性 5 1 1
女性 2 5 3
7 6 4
 
知的デイ
 
《身障デイ:男性3名、女性10名 計13名》
 
性別 10代 20代 30代 40代 50代 60代
男性 0 0 0 0 1 2
女性 0 4 2 1 2 1
0 4 2 1 3 3
 
性別 区分1 区分2 区分3
男性 1 1 1
女性 8 2 -
9 3 1
 
身体デイ
 
 
《支援経過》
Oさん(29歳.女)就業リタイヤ デイサービス利用 4.5年
リタイヤ理由 ・保護者が出勤した後にOさん出勤。最初体調不良で欠勤。
 それが長引いてしまい解雇となる
支援ポイント ・体重増加(糖尿病)により、継続しての立ち作業が困難。
 立つ、座るの繰り返しにて作業実施。
・欠席しないように時々声かけ実施。
・糖尿病の管理。通院付添い支援。
状況
・手は器用である。立ったり、座ったりの作業で腰痛もなく集中して作業に取り組むことが出来ている。
・ピアサポート活動(パン販売)参加により自主性、積極性が増す。
まとめ ・1ヶ月の実習体験後 籍も空いていたためCP美山へ移籍。
・欠勤ゼロ
 
Iさん(47歳.女) 福祉工場リタイヤ デイサービス利用 2.5年
リタイヤ理由 ・生活リズムの乱れにより 作業中眠ってしまう。
・体力の衰え。
・対人関係
・保清面
支援ポイント
・デイサービスで出来る事
(毎日出来る生活的作業:タオルたたみ、雑巾掛け)を地道に行う。
・入浴サービスを利用し、洗濯したり、干したりと保清に気を配る。
・作業面は福祉工場の職員、生活面はグループホームの世話人、通勤寮デイサービスの職員と分担して支援していく。
状況
・福祉工場で生き生きと仕事を行う。
嫌な掃除も黙々と行う。
・生活リズムの安定もあり、表情良くなり笑顔も増える。
・慣れてきたためか最近 着替えもせず不潔さが目立つ時がある。
注意すればすぐになおせる。
まとめ
・ピアサポート(車椅子の人の移動手伝い)により、身体を動かすことに対して素直に行動する。
 
Hさん(20歳.男) 高等部卒業後利用 デイサービス利用 2年
デイ利用理由
・こだわりが強くあり、欠席が続くことが多くある。
・まずは作業より本人の落ち着きが大事との保護者の考え。
支援ポイント
・一度休むと長期欠席につながる。(雨、雪などの天候を理由や通勤経路にこだわる)H17年12月〜H18年1月 送迎回数30日。JR送迎支援3回。
・自分の興味のあることに対しての集中力は持続力がある。今回はデイ活動(パン販売)の中よりパンを作ることにも興味を持ち長期にわたり実習継続が出来ている。
状況
・H17年6月から実習開始。1回/週からはじめH17年12月には毎日実習に行くようになる。
・現在 情緒面の問題により欠席が続いている。保護者との連絡、本人への定期的な声かけ実施中。
まとめ
・本人は出勤したい意思はあるが、欠席の理由があると休みがちになる。少しでも実習に参加できるように授産作業時間に合わせた送迎を実施することにより継続的な実習が出来るようになった。
 
《サポートポイントのまとめ》
 
 
 授産移行するにあたり作業面だけをおいかけ支援してきた。実際移行する場面になるとそれだけではなく生活面、情緒面の大切さを痛感した。
 やる気、意欲を大切にして授産施設の設備の整った中で実習できたことは利用する方々にとって、とても大きな体験実習となる。
 通勤手段など課題もまだまだ残されているが保護者の方と相談しながら安定した支援を続けていきたい。


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