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〔資料1〕
障害物による受信/送信信号減衰の概算方法
 障害物による減衰は下記の方法で容易に計算できる。また、計算方法には、障害物の形状により2つの方法がある。
 障害物の形状が空中線・ポールやマストの様な円筒形の場合は“チャートI”を使用して計算する。またレーダーマストや船壁の様な円筒形以外の場合は“チャートII”を使用して計算する。
 
イ. チャートIを使用した計算方法
i)空中線から障害物の距離(R)を算出する。R(m)
ii)障害物の直径(d)を算出する。d(m)
iii)チャートIより減衰量(LB)を読み取る。LB(dB)
iv)減衰量が通信に影響無いか確認する。
 
例1
i)R:5m
ii)d:0.2m
iii)LB:約1dB
iv)通信に影響無し。
 
チャートI 円筒状障害物による減衰
(拡大画面:96KB)
*:低仰角においては、海面反射や天候によって通信ができない時がある。
 







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