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第2 電装工事に望まれる接着剤の利用例
2.1 接着剤の利用アイデアプラン
 近年、接着剤は性能の向上により、航空機、鉄道車両、自動車等の多方面に使用され、大幅な工事工数の削減とコストの低減を達成している。この接着剤を船舶の電装工事に使用することができれば、画期的な電装工事方法の開発に繋がるものと考えられる。
 特に、船舶の修理等で、電気機器の配置換えや増設による電線張替え工事や電線増設工事を実施する場合、溶接工事の火気は危険である場合が多く、溶接に替えて接着剤を用いる工事方法は、火災の発生を未然に防止し、工数の削減と工事の安全をより高めることが期待できる。
 このため当協会では、接着剤の調査研究を進めるに当たり、接着剤をどの様な電装工事に利用するかについてのアイデアプランを作成した。アイデアプランの作成に当たっては、日本接着剤工業会技術委員会の積極的なご支援、ご意見等を頂きこれを参考にした。
 これをまとめたものが次の接着剤の利用アイデアプラン(図2.1〜図2.10)である。
 
接着剤の利用アイデアプラン(ポンチ絵)
 
図2.1 フラット・バーの取り付け
図2.2 コーミングの取り付け
図2.3 ケーブル脚の取り付け
図2.4 電線管の取り付け
図2.5 電子機器台の動揺止め
図2.6 電線固定金具の隔壁への布設
図2.7 電線管の接続
図2.8 ボルト・ナットの緩み留め
図2.9 電線保護材の貼り付け
図2.10 小型スイッチ取り付け台(三角台)
 
接着剤の利用アイデアプラン(ポンチ絵)
 
図2.1 フラットバーの取り付け
 
図2.2 コーミングの取り付け
 
図2.3 ケーブル脚の取り付け
 
図2.4 電線管の取り付け
 
図2.5 電子機器台の動揺止め
 
図2.6 電線固定金具の隔壁への布設
 
図2.7 電線管の接続
 
図2.8 ボルト・ナットの緩み留め
 
図2.9 電線保護材の貼り付け
 
図2.10 小型スイッチ取り付け台(三角台)


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