日本財団 図書館


開催概要
1、事業名:日本財団助成事業「紙芝居の伝承と発展」
 
2、事業の目的:その昔、「紙芝居」という文化は青少年(とりわけ多感な小中学生に)大きな影響を与えてきた。「高齢化社会」「少子化」等を唱える現代に、今や世界の共通語にもなっている「紙芝居」を見直し、伝統をふまえて継承しつつ新たな創作紙芝居を制作・自演する事で、日本の伝統文化を再認識する機会を提供する。また、題材として地元地域の民話や文学史上の名作に取組む事により、地域の豊かな文化の理解や、美しい言葉とのふれあい等から豊かな心を育み、更に発表の場を設けることで、語り手と聞き手のコミュニケーションが生まれ、共感と「生きる力」を育むことを目的とする。
 最終目標としては、紙芝居を通して生きる力、伝統による知識、自然環境への認識を子どもたち、および高齢者へ伝承していく。すなわち、「生育」「知育」「自然育」を行う。
 
3、事業内容:紙芝居の伝承と発展
<紙芝居の制作>
開催期日:2005年8月2日、3日 合計2回
開催場所:駒ヶ根高原美術館
開催内容:伊那谷の民話と名作の講義、一日目、童謡の紙芝居の制作
二日目、民話・日本文学の紙芝居制作。
<紙芝居上演会>
開催時期:2005年11月23日
開催場所:駒ヶ根高原美術館
開催内容:「ともがき」コーラスのコラボレーションを含めた、制作した紙芝居の上演会。
 
4、参加対象:
制作 小学生〜大人
上演会 幼児〜大人
 
5、主催:(財)芸術文化振興会 駒ケ根高原美術館
 
6、後援:駒ケ根市教育委員会、NPO法人ホットコミュニティ・サポート
 
紙芝居講師、協力者紹介
特別講師:小沢さとし
日本文芸家協会会員、日本児童文芸家協会会員
伊那谷の民話(著作)
松井君子
長野県公安委員、長野県事業団理事、駒ケ根高原美術館副館長
 
制作講師:木下五郎
駒ケ根高原美術館副館長
金属造形作家、日展会員
 
柴田久慶
画家、国画会会員
 
田中邦治
グラフィックデザイナー、各種デザインコンテスト入選多数
 
村上忠志
画家、二紀会会員
 
コーラス:ともがき
平成元年に形成された女性コーラスグループ。
現在駒ケ根市中心に約30名の会員。
美しい日本の歌(童謡、唱歌)を少しでも次世代に伝えたいと、公民館の親子学級に参加などしている。
 
紙芝居の題材
・伊那谷の民話より「牛形」(小沢さとし原作)
・伊那谷の民話より「貧乏神」(小沢さとし原作)
・蜘蛛の糸(芥川龍之介原作)
・杜子春(芥川龍之介原作)
・童謡 「春よこい」「どこかで春が」「肩たたき」「あめふり」
「ゆりかごのうた」「夕方のおかあさん」「里の秋」「里ごころ」
「月の砂漠」「シャボン玉」「七つの子」「もりのよあけ」
「ことりのうた」「夕焼小焼」「サッちゃん」「ふるさと」
 
紙芝居制作スケジュール
◎第1日目 8月2日(火)
参加者:55名
ともがき:30名
特別講師:2名(小沢さとし、松井君子)
制作講師:4名(木下五郎、柴田久慶、田中邦治、村上忠志)
 
13:00
はじめの会
13:10
松井副館長より「紙芝居の制作表現について」
13:30
ともがきのコーラス(16曲)
13:50
紙芝居制作「童謡」
14:50
おやつ休憩
15:00
発表・講評(松井副館長、制作講師)
16:00
小沢さとしさんより講演「題材の民話について」
16:30
終わりの会
16:35
 
◎第2日目 8月3日(水)
参加者:29名
特別講師:1名(松井君子)
制作講師:3名(木下五郎、柴田久慶、田中邦治)
 
9:30
はじめの会
9:35
制作「芥川作品、伊那谷の民話」
11:20
発表練習
11:35
おやつ休憩
11:45
発表・講評(松井副館長、制作講師)
12:30
終わりの会
12:40
 
紙芝居上演会スケジュール
◎11月23日(水・祝)
参加者:延べ107名
コーラス:女性コーラスグループ「ともがき」
読み手:4名(奥村伸枝、伊藤あゆみ、福沢幸、小木曽恵美)
 
13:00
受付開始
14:00
はじめの会
14:15
〜第一部〜
・伊那谷の民話より「貧乏神」
・伊那谷の民話より「牛形」
・「蜘蛛の糸」
・童謡「春よこい」「どこかで春が」「肩たたき」「あめふり」「ゆりかごのうた」「夕方のおかあさん」「里の秋」「里ごころ」
15:15
休憩
15:30
〜第二部〜
・「杜子春」
・童謡「月の砂漠」「シャボン玉」「七つの子」「もりのよあけ」「ことりのうた」「夕焼小焼」「サッちゃん」
・童謡「ふるさと」(会場全員で合唱)
16:30
閉会のことば


前ページ 目次へ 次ページ





日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION