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優秀観光地づくり賞
温泉町
 
皆さん足湯
 
[受賞理由、高く評価されたポイント]
 独特な温泉街の雰囲気と周辺の自然環境を活用し、多面的かつ着実な活動を行っている点。
 
[活動概要]
 ドラマ「夢千代日記」の舞台となって以来、温泉町・湯村温泉を「夢千代の里」として位置付け、その夢千代が持つイメージ「人の温かさ・ぬくもり」を文化として継承し、誘客やまちづくりに生かすため様々な取り組みを行っています。
 平成12年4月「湯村温泉まちづくり協議会」を設立し、観光客や交流人が楽しく長期に滞在できる観光地づくりを目標に掲げ、その最初の事業として「足湯」や「湯村温泉ライトアップ」等、新たなアクションによりイメージアップを図ってきました。その結果、来遊者の滞在時間が増え、夕食後の散策を楽しむ滞在客が多くなりました。
 また、著名人の手形レリーフを川沿いの遊歩道に設置し「ふれあい手形散歩道」として整備し、楽しい会話ゾーンを作り出しています。
 温泉町の新しい誘客イベントは「但馬牛まつり」です。牛の造形物コンテストパレードでは、その出来映えとパフォーマンスを競います。イベント当日は内外から約1万5千人が来場し、温泉杜氏の酒まつりも同時に開催されます。また、「全国かくれんぼ大会」もユニークなイベントとして定着。町民120人が隠れ人となり応募者が600人が鬼となって見つけ出すというものです。
 温泉町は、平成14年に温泉町景観形成条例を定めました。町は、今住んでいる人たちだけのものではなく、将来に引き継いでいかなくてはならない大切な財産であると地域全体が考えています。また、国土交通省のまちづくり交付金事業が決定となり、平成16年度から5年計画で湯村温泉街の町並みを整備する予定。平行して町内の若手を中心に「ゆむらビジョン研究会」も立ち上がりました。
 
蛍小道


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