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4 計測項目
(1)水中における装置の挙動(スカートの捲れ具合等)の観察
(2)フロート部の挙動の観察
5 実験結果
 実験結果を表II-4.2に示す。
 吐出角度を15度として、水面からの吐出高さを変化させて観察したところ、スカートの捲れ具合は、水流の影響を受けて水平方向に約30cmほど認められたが、垂直方向にはほとんど認められなかった。フロート部については、波の上下によりフロート下部に5cm程度の隙間が生じる時もあるがおおむね安定しており、模型と比較してスカート及び浮体を大きく設計しているため、十分波浪に耐えることができると思われる。
 
表II-4.1 使用資機材等
名称 数量
円形充気式オイルフェンスモデル
1式
ロープ(モデル固定用)
3本
造波装置(訓練水槽)
スキマー(FOILEX TDS 200)
1式
パワーパック(FOILEX DH-35H)
1式
スキマー用回収ホース、油圧ホース
1式
回収ホース固定用金具
1式
採証資機材(デジタルビデオ、デジカメ)
1式
ストップウオッチ
1個
スチールスケール(100cm)
1本
目盛板
1枚
水温計
1本
 
図II-4.1 装置の配置
 
図II-4.2 造波装置の設定波高と実測波高との関係
 
表II-4.2 実験結果
実験番号 水面からの吐出高さ(cm) 吐出角度(度) スカートの捲れ具合 フロート部の挙動
水平方向(cm) 垂直方向(cm)
1
50
15
30
ほとんど認められず 波の上下によりフロート下部に5cm程度の隙間が生じる時もあるが、安定している。
2
110
15
30
ほとんど認められず 安定している。


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