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(3)相談ボランティアに対するアンケート調査
 
 相談ボランティアに対する説明会の中で、応募者203名に別紙のアンケートを渡し(欠席者など一部は郵送)、112名から回答を得た。回収率はあまり良くないが、これは説明の中でかなり厳しいことを述べたからと思われる。
 「不登校経験者」を対象とした募集をしたのだが、応募者の中には40代以上で自分の子どもが不登校であったり、元教員の方や不登校の人の相談に乗りたいというボランティア希望の方も多く、勢い年齢もさまざまとなった。4年前当協会で初めて相談ボランティアを募集したころと比べると、不登校やひきこもり経験者の年齢層も上がっていると言える。下記に示す年齢別回答者の中で、40代に8人、50代にも2人の経験者がいた。
 
10代 14名  7%
20代 58名 29%
30代 32名 16%
40代 47名 23%
50代 45名 22%
60代  6名  3%
 計 202名 100%
 
不登校体験者による相談ボランティア
登録アンケート
 当協会では過去9年間に渡り、「もう一つの進路相談会」と称して、不登校生受入教育機関の方々や当協会のカウンセラーが、不登校生、高校中退生の進路の相談にのってまいりました。ところが専門の教育を受けた相談員でも、不登校の子どもをもった経験がなければ、どうしても分かりえない部分があることに気がつきました。
 そこで全国で開催する相談会で、実際にかつて不登校を体験した方々に加わっていただき、我々の相談員とともに相談に乗っていただくことに致しました。これによって相談に来る方々は、貴重な体験談やアドバイスを受けることができます。皆様方にとっては「人の役に立つ」ことで自らの辛い体験が少しでも生きてくることになると思います。
 アンケートのお答えは、もちろんさしつかえない範囲でけっこうです。選択肢のある場合は丸印をつけてください。複数回答も可能です。スペースが狭い場合はアンケートの最後か、裏面をご利用ください。不登校には不登校ぎみ(保健室登校等)も含みます。
 
相談ボランティア登録者







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