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平成17年1月
平成16年度 全国不登校フォーラム 実施要項
1 趣旨
 
 不登校については、不登校児童生徒数が2年連続で減少するなど、学校、教育委員会、教育支援センター、NPO・民間施設等の関係者による様々な取組の成果が定着しつつある。しかし、その数は依然として相当数に上っており、また、あそび・非行の不登校への対応、家庭の問題が背景にある不登校への対応等、新たな課題も明らかになっている。
 文部科学省としては、不登校児童生徒の多様なニーズに応じたきめ細かな支援を行うため、学校・家庭・関係機関等が連携した地域ぐるみのサポートシステムを構築する「スクーリング・サポート・ネットワーク整備事業(SSN)」を実施しているところである。
 この事業の一環として、教育委員会、教育支援センター等の公的機関のみならず、不登校児童生徒への支援を行っているNPO・民間施設、不登校児童生徒の保護者等が共に参加するフォーラムを開催し、関係者が情報収集・交換等を行う機会を提供することにより、地域における不登校への対応の一層の充実に役立てる。
 
2 主催
 
文部科学省
 
3 日時
 
平成17年2月28日(月)10:30〜17:00
 
4 会場
 
国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟4階417号室
東京都渋谷区代々木神薗町3番1号
交通:小田急線 参宮橋駅 徒歩5分
地下鉄千代田線 代々木公園駅 徒歩11分
 
5 プログラム
 
10:30〜12:00 相談コーナー開設
 
12:15〜 受付
 
13:00〜13:20 開会挨拶等
 
13:20〜14:20 基調講演(講演50分 質疑応答10分)
斎藤 環 氏(医療法人爽風会佐々木病院診療部長)
 
14:20〜15:20 事例発表(2事例)
仙台市適応指導センター 児遊の杜
登校拒否文化医学研究所
 
15:20〜15:30 休憩 10分
 
15:30〜17:00 パネルディスカッション
司会:森田洋司 氏(大阪樟蔭女子大学教授・大阪市立大学名誉教授)
パネリスト:中原美惠 氏(千葉工業大学情報科学部情報ネットワーク学科助教授)
大橋重保 氏(愛知県名古屋市立菊住小学校長)
近藤正隆 氏(日本青少年育成協会専務理事)
 
6 参加者
 
教育委員会、教育支援センター(適応指導教室)等関係者 約200人
一般参加者 約100人
※ 一般参加者は、URL(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/16/11/04111203.htm)から申込用紙をダウンロードの上、平成17年1月21日(金)までに下記へ申し込むこととする。
問い合わせ・申込先:文部科学省初等中等教育局児童生徒課生徒指導室
〒100-8959 東京都千代田区丸の内2-5-1
TEL 03-5253-4111 FAX 03-6734-3735
E-mail f-forum@mext.go.jp
 
H17.1.19
 
平成16年度全国不登校フォーラム
パネルディスカッションについて(案)
平成17年2月28日(月)15:30〜17:00
○テーマ:「不登校の現状と今後の対応の一層の充実を目指して〜協力者会議報告から2年を経た現在の成果と課題〜」
 
○司会:森田洋司氏 大阪樟蔭女子大学教授・大阪市立大学名誉教授
不登校問題に関する調査研究協力者会議・副主査(H14)
ITを活用した不登校対策についての調査研究・委員(H16)
 
○パネリスト:中原美惠(よしえ)氏 千葉工業大学情報科学部情報ネットワーク学科助教授
特区805の実施状況等に関する調査検討会議・委員(H15)
 
大橋重保氏 愛知県名古屋市立菊住小学校長
不登校問題に関する調査研究協力者会議・委員(H14)
不登校への対応の在り方に関する調査研究協力者会議・委員(H15)
特区805の実施状況等に関する調査検討会議・座長代理(H15)
 
近藤正隆氏 日本青少年育成協会専務理事
不登校問題に関する調査研究協力者会議・委員(H14)
 
○進行予定:
 
15:30〜15:35 パネルディスカッションの趣旨の説明、パネリストの氏名等紹介、進行についての説明 5分
15:35〜16:05 (1)「不登校への対応における最近の課題」 7分×3人=21分、司会9分
16:05〜16:35 (2)「今後より一層の充実が求められる取組」 7分×3人=21分、司会9分
16:35〜16:50 会場からの質問・意見等 15分
16:50〜17:00 まとめ 10分
 
15:30〜15:35
パネルディスカッションの趣旨の説明、パネリストの氏名等紹介、進行についての説明(森田先生)【5分】
 
<パネルディスカッションの趣旨>
 不登校については、不登校児童生徒数が2年連続で減少するなど関係者による様々な取組の成果が定着しつつあるが、その数は依然として相当数に上っており、また、あそび・非行の不登校への対応、家庭の問題が背景にある不登校への対応等、新たな課題も明らかになっている。
 多様化する不登校の要因・背景、それゆえの対応の難しさなど、不登校への対応における現在の課題を踏まえ、今後、学校、教育委員会、教育支援センター等の公的機関、そしてNPO・民間施設がどのような支援を行っていくべきか、支援を効果的に行うためにどのような連携をしていくべきか、3人のパネリストからそれぞれの立場に基く見解を伺い、今後の不登校への対応の充実に役立てる。
 
<進行について>
 まず、各パネリストから自己紹介と同時に、不登校への対応における最近の課題について御発言いただく。次に、挙げられた課題を踏まえ、今後より一層の充実が求められる取組について御発言いただく。その後、会場から質問・意見をもらい、最後に司会からまとめとなる御発言をいただく。
 
15:35〜16:05
「不登校への対応における最近の課題」【7分×3人=21分、司会9分】
 各パネリストから、簡単な自己紹介を行っていただいた上で、それぞれが現在感じている不登校への対応における課題について、御経験等を交えながら御発言いただく。
 
<大橋先生>
 教育支援センター、教育委員会、学校などにおける御経験を踏まえ、学校や教育支援センターが現在直面している課題等について御発言いただく。(7分程度)
 
<中原先生>
 スクールカウンセラーの御経験などを踏まえ、カウンセリング活動を通して気付く最近の児童生徒の心理面の変化、対応の課題等について御発言いただく。(7分程度)
 
<近藤先生>
 不登校児童生徒やその保護者への指導・支援を行っているNPO・民間施設の活動状況を踏まえ、それらが果たしている役割、現在直面している課題等について御発言いただく。(7分程度)
 
<森田先生>
 パネリスト3人の御発言を踏まえ、不登校への対応における現在の課題について、公的機関・民間施設の比較も行いつつ、整理していただく。(9分程度)
 
16:05〜16:35
「今後より一層の充実が求められる取組」【7分×3人=21分、司会9分】
 各パネリストから、先に挙げられた課題を踏まえ、今後より一層の充実が求められる取組について、それぞれの立場から御発言いただく。
 
<大橋先生>
 教育支援センター、教育委員会、学校などにおける課題を踏まえ、今後、これらの公的機関が一層取り組むべきこと、スクールカウンセラーや民間施設に期待したいこと、取組を進める際の留意点等を中心に御発言いただく。(7分程度)
 
<中原先生>
 カウンセリング活動を通して気付く最近の児童生徒の心理面の変化、対応の課題などを踏まえ、スクールカウンセラーとしての立場からの意見を交えながら、今後、スクールカウンセラーが果たすべき役割、公的機関や民間施設に期待したいこと、取組を進める際の留意点等について御発言いただく。(7分程度)
 
<近藤先生>
 不登校児童生徒やその保護者への指導・支援を行っているNPO・民間施設における課題を踏まえ、今後、NPO・民間施設が一層取り組むべきこと、公的機関に期待したいこと、取組を進める際の留意点等について御発言いただく。(7分程度)
 
<森田先生>
 パネリスト3人の御発言を踏まえ、今後より一層の充実が求められる取組について、公的機関・民間施設の比較も行いつつ、整理していただく。(9分程度)
 
16:35〜16:50
会場からの質問・意見等【15分】
 司会から会場内に呼びかけていただき、質問・意見のある参加者は挙手の上、発言していただく。会場内からの質問・意見に対して、司会、パネリストから適宜御発言いただく。
 
16:50〜17:00
まとめ(森田先生)【10分】
 パネリストから指摘された不登校への対応における現在の課題等を踏まえ、今後、公的機関や民間施設がどのような支援を行っていくべきか、それぞれの取組をどのように有機的に結び付けていくべきか、そのためにはどのような連携が必要となるかということなどについてまとめていただく。







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