テキストの対象者
(1)高齢者、障がい者等移動困難者や、NPO、ボランティア活動を行う市民団体の代表者
(2)バリアフリー構想、計画、事業実施に係わる全ての行政担当者
(3)構想策定、計画づくりに係わるコンサルタントなどの専門家
(4)事業実施に係わる全ての事業者
(5)バリアフリー専門家を目指す学生の教育、育成に携わる教育者
活用方法
それぞれの立場で、参加型の政策遂行の実践の場での活用
○高齢者、障害者、市民活動のリーダー
→協働するための知識、見識を身につける
○交通事業者他、関連する事業者
→主体的に提案し、実行することを目標
○行政担当者
→参加を円滑かつ効果的にコーディネートしていける力量を養う(ワークショップ実践のためのノウハウ)
○コンサルタント等専門家
→行政ニーズと市民ニーズへの的確な対応
参加プロセスを実現していく見識と知識+今までの知識や経験
テキストの構成(別紙参照)
第1編 はじめに
第2編 バリアフリー整備に求められるもの
バリアフリーの目標と意義
第3編 福祉の交通まちづくりにおける市民参加の進め方
市民参加の進め方
第4編 たゆまない福祉の交通まちづくりに向けて
今後のあるべき姿、その将来像について提言
第5編 住民参加の実践事例
全国各地の住民参加の最新事例
第6編 Q&A
END
「参加型の福祉の交通まちづくり手法テキスト〜プロセスを学ぶ」(仮称)
目次
第1編 はじめに
1. 本テキストの狙い
(1)対象者
(2)対象とする領域
(3)本テキストの狙い
2. 本テキストの構成(インデックスの説明)
第2編 バリアフリー整備に求められるもの
1. バリアフリー整備の概念
(1)バリアフリーの基本理念
(1)障がいとは
(2)バリアフリー整備の理念
(3)各国の取組の経緯
(4)バリアフリー整備の対象
(5)バリアフリー整備の方法
(2)バリアフリー整備の目的と目標
(1)バリアフリー環境整備の目的と段階構成
(2)バリアフリー環境整備の目標
(3)バリアフリー整備の意義
(4)市民参加の役割
(3)バリアフリー整備の方法
(1)バリアフリーを支える法律
(2)バリアフリー整備で間違えやすいエラー
(3)エラーと不足の解消に向けて
(4)関連する制度、法律
(5)バリアフリー整備の事業と組織
2. 市民参加の課題と展望
(1)バリアフリー整備と市民
(1)福祉のまちづくりと市民運動
(2)バリアフリー整備と市民参加の課題
(2)市民参加の原則
(1)参加のルールづくり
(2)基本的な参加の原則
(3)市民参加の手続きと手法
(1)参加の手続き
(2)参加の手法
(4)これからの市民参加の展開
(1)市民参加に求められるこれからの期待
(2)市民、当事者に求められる課題
第3編 福祉の交通まちづくりにおける市民参加の進め方
1. 交通バリアフリー法を核とした福祉交通まちづくり事業
(1)交通バリアフリー法とは
(1)従来のバリアフリー整備の問題解決を目指す
(2)交通バリアフリー法の趣旨と枠組み
(3)交通バリアフリー法の特徴
(4)交通バリアフリー法と長期的な発想・構想
(5)地方行政に新たに求められる発想と役割
(2)基本構想策定の重要項目
(1)ニーズの把握
(2)客観データに基づいた地区・経路の優先順位の決定と、データの限界
(3)計画代替案の作成と評価方法
(4)継続的な参加型による事業実施を、基本構想で担保する
(5)市民の継続的な参加と意識の向上
2. 交通バリアフリー法を核とした事業の実施体制
(1)基本構想策定の体制
(2)役所内部の連携の強化
(3)市民参加の委員会は何のために
(4)委員会のバリアフリー
(5)ワークショップは何のために
3. 基本構想策定の手順
(1)ワークショップの回数別の手順の組み立て方
(2)初回のワークショップ−まちあるきで問題点を見つけてみる
(3)計画案を考えるワークショップ
4. 特定事業の計画策定と実施までの市民参加計画
《各地の事例をもとに》”○計画案作成のためのワークショップの事例
5. 事業実施後の市民参加の継続
6. 継続性について(仮題)
第4編 たゆまない福祉の交通まちづくりに向けて
1. よりよい福祉の交通まちづくり実現に向けたポイント
(1)継続的評価による改善
(1)PDCAサイクル
(2)現段階の福祉の交通まちづくりの評価研究
(3)プロセス評価を取り入れた事業の進め方
(2)まちづくり事業の連携
(3)市民参加の継続
(1)市民活動の実際
(2)行政による支援のあり方
(3)自分のまちだからこその参加形態を
2. 今後の福祉の交通まちづくりへの提言
(1)交通バリアフリー法の発展
(1)施行後に指摘されている問題点
(2)交通バリアフリー法の見直しに向けて
(2)福祉の交通まちづくりの将来像
第5編 住民参加の実践事例
1 東京都世田谷区烏山
2 岩手県
3 兵庫県姫路市
4 兵庫県伊丹市
5 大阪府吹田市
6 大阪府大阪市
7 滋賀県守山市
8 東京都千代田区
9 東京都板橋区
10 神奈川県横浜市
11 神奈川県藤沢市
12 大阪府堺市
13 島根県多岐町
14 大阪府豊中市
第6編 Q&A
総論的、個別的に出てくるであろう、疑問点をなるべく掲載する。
技術面での各分野の参考資料を紹介する。
参考
・関連法令の掲載アドレス一覧(交通バリアフリー法、ハートビル法等)
・助成制度一覧
・参考文献一覧
・基本構想策定済み市町村アドレス等
コラム
・身体障害者について:2編
・高齢者について:2編
・車いすの構造:3編
・身体障害者への接し方:3編
・高齢者への接し方:3編
※その他必要に応じて追加。例えば、視覚障害者誘導方法等の最新技術等。
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